こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

土用の丑の日

2021年07月28日 12時56分46秒 | 日記
土用の丑の日。
前倒しできのう鰻を頂いた。
暑さをしばし忘れさせてもらった。
しかしウナギは私の記憶にいい印象は残っていない。
料理関係の仕事を30年以上、
黙々とちょうりするのは好きだったが、
それだけでは済まない。
季節行事に関連した料理、
おせち、まるかじり寿司、土用のウナギ……
それぞれにノルマが課せられた。
キャリアを踏めば踏むほど、
持て余すほどのノルマを抱えることになった。
土用の丑に向けたウナギは最低30本。
シーズンになると毎日宇あ凪のカット作業が続いた。
一般向きは冷凍のかば焼き、それも中国産が主の食材である。
指にタコができるほど、
コチコチの冷凍かば焼きをいやになるほどの量をカットした。
それをかば焼き弁当にして1000円以上のものを、
30色を買い取るのだった。(大変だったなあ~。フゥ~)
自宅で食べきれるはずもなく、
親せきや友人知人を頼るしかなかった。
ただウナギはスーパー勤務やほかの料理店に勤務する人など、
やっぱりノルマがある。重なれば頼むのも気が引けた。
一週間ほどかけて鰻を食べることも多かった。
暑さと土用の丑の日が来ると、
あの日々の苦闘を思い出してしまう。
大体、私はウナギやアナゴなど、苦手な食べ物だったのだ。(笑い)

コメント
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