こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

石臼で粉を挽く

2021年07月20日 03時26分00秒 | 日記
夜、源ちゃんと涼んでいると、
桜の木越しに月が見えた。
満月でなくても、
月の光は神秘的だ。
なんとなく、
そのあと、お好み焼きを作ってしまった。
15枚ほど焼いて終了。
冷凍保存にするつもりだ。
子供の頃、家でお好み焼きを食べた記憶がない。
代わりに流し焼きなるものを、
よく食べたのを覚えている。
小麦粉に砂糖を加えて溶いたのを焼くだけ。
それがおやつになった。
美味かったかわ微妙なところだが、
貧しい時代好き嫌いなど言ってられなかったものだ。
その小麦粉も家で挽いていた。
土間に挽き台が作られて、
石臼が重ねられておいてあった。
父が取っ手を掴んで回すと、
ゴリゴリと粉を作り出した。
はったい粉、きな粉、小麦粉……あらゆる粉ができた。
ソバやうどんもみんな両親の手作りだった。
石臼の上に豆や麦を入れたす役目が、
時々子供にも回ってきた。
はったい粉はできたハナから口にした。
すこし砂糖を加えたやつを湯に溶かし飲んだ。
甘いものに飢えた時代には、
こたえられなく美味かったものだ。
粉を口に頬張ってはむせにむせたのが忘れられない。

また小麦粉が値上げ待ったなしらしい。(ふぅ~)
コメント
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