難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

芝居のバリアフリー

2005年05月22日 22時51分56秒 | 生活
NHKで森光子主演で林芙美子の「放浪記」公演が行われ、一人の俳優の公演記録としては前人未到1600回を越えるという番組を字幕付きで見た。短い番組だったが、どん底の生活から世に認められるまでの芙美子を演ずる84歳?の森光子の魅力もよくわかった。
しかし、1600回の公演を見た人の中で、聞こえない人、難聴者は何人いるのか考えてしまった。劇場には字幕表示システムはない、補聴援助システムもないだろう。
浜ゆう子さんが毎年自分の主演の芝居に聴覚に障害がある人を招待して下さっていた。集団補聴設備や幕間の手話通訳などで見られるのだ。しかし、招待で、しかも見る側が機器や通訳を手配するのでは、権利ではなく、見せて頂くと言う慈善の対象になってしまう。
障害があっても普通の人と同じように観劇できる(感激できる)ようになるには、アメリカのADAのように劇場にそうした設備を義務付ける必要がある。アメリカでは聞こえない人がリアウィンドウシステムで普通の人に交じって鑑賞できるようになっている。
放浪記で最後の講演を終えた芸術座は新しく建て直されると言う。バリアフリーの設備が付いて、誰もが楽しめるようになって欲しい。

ラビット記