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テレビ放送だけではなく、図書館、劇場での視聴覚障害者のアクセスを保障するために、補聴支援設備や音声ガイドの設置義務付け、点訳本、音声ファイルなどの配備を求めるものだ。
http://blog.goo.ne.jp/tokawaii/e/6d48b65d7a70ad63ef87dc8fda6b81e9
元はhttp://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=1&ai_id=81219
義務化という点で、日本は韓国に遅れをとった。国連アドホック委員会でも韓国の代表はあちこちで積極的にロビー活動をしていた。署名式にも真っ先に駆けつけたのが韓国だ。
わが国では、地上デジタル放送の移行に伴い、手話放送、解説放送の実施が危ぶまれている。韓国でも地上デジタル放送の移行が2009年に予定されていたが、2013年からに延期された。アメリカ方式の規格に決まったのが遅れたとのことだが、デジタル放送のアクセシビリティ問題が日本同様に当事者そっちのけならなければ
よいが。
韓国の障害者団体に日本のデジタル放送問題を報告したい。
視覚障害者からマルチメディアコンテンツシンポジウムのお知らせがあった。
ラビット 記
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> シンポジウム「“聴く”、“触る”マルチメディアコンテンツ
> ~視覚障害者向けブラウジング技術~」
>
> 近年、デジタル放送やブロードバンド環境の普及により放送・通信コンテンツが
> よりヴィジュアルかつインタラクティブな「マルチメディアコンテンツ」へと進
> 化してきましたが、画面から十分な情報を取得できない視覚障害者がこれらのコ
> ンテンツを利用できず、十分なサービスを受けられないという深刻な問題も生じ
> ています。そのため、視覚障害者が、多種多様なマルチメディアコンテンツに対
> して、その障害のタイプや程度を問わずに高い操作性で情報にアクセスすること
> のできる環境の構築が求められています。
> 本シンポジウムでは、NICT委託研究「視覚障害者向けマルチメディアブラウ
> ジング技術の研究開発」における研究成果を報告すると共に、開発成果として、
> データ放送やインターネットのコンテンツをアクセシブルとなるように変換する
> 技術やブラウジング装置の展示を行います。
>
> 【日時】
> 2008年2月27日(水) 13:00~18:00
>
> 【場所】
> NHK放送技術研究所 講堂(東京都世田谷区砧1-10-11)
>
> 【講演内容】
> 13:00-13:10 開会挨拶 松川 憲行(総務省)
> 13:10-13:40 基調講演 視覚障害者向けブラウジング技術の
> 開発経緯とその近未来
> 伊福部 達(東京大学)
> 13:40-14:20 招待講演 超臨場メディアとしての五感情報通信技術
> 廣瀬 通孝(東京大学)
> 14:20-15:00 招待講演 ITアクセシビリティの現状と展望
> -支援技術開発者、視覚障害ユーザの立場で-
> 石川 准(静岡県立大学)
> 15:10-15:35 成果発表 マルチモーダル提示によるデジタル放送の
> 情報提示システム
> 坂井 忠裕(NHK)
> 15:35-16:00 成果発表 データ放送の変換手法とその視覚障害者向け
> 統一プラットフォームへの適用
> 松村 欣司(NHK)
> 16:00-16:25 成果発表 触覚インタフェースによる新たな情報提示と
> アクセス方式
> 半田 拓也(NHK)
> 16:25-16:50 成果発表 新たな視覚障害者の情報アクセス環境
> ~触覚ジョグダイヤル「TAJODA」がもつ可能性~
> 大河内 直之、上田一貴(東京大学)
> 16:50-18:00 デモ・ポスター
> 音声・点字・弱視者向け表示、触覚ディスプレイ・触覚ナビゲータ
> データ放送のアクセシブル変換、触覚ジョグダイヤル「TAJODA」
> 等のデモンストレーション