難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳と補聴器で聞こえるようになるには(3)

2010年04月13日 20時17分04秒 | PHSから
人工内耳と補聴器を使う難聴者は周囲が静かでなくてはいい聞こえが得られない。

聞こえる人はあまりに慣れているので環境音が意識にのぼらないほどだ。
特に難聴児の親や教師たちは日常的に騒音計で計るくらい最大限に注意する必要がある。

次に、マイクを使って補聴器にダイレクトに伝えるシステムを利用する。
磁気ループ(ヒアリングループ)はマイクから入る音だけが聞こえるので信号/騒音比(S/N比)が大幅に改善され聞きやすくなる。
FM補聴器、赤外線、ブルーツースなどのワイヤレスで送受信する方式も同様の効果がある。
しかしコストの点では補聴器にテレコイルを内蔵するのが一番安い。

周りを静かにしてから話し手が普通にゆっくりはっきりと話してもらうの効果的だ。

もともと早口の人は最初は意識してゆっくり話し初めてもすぐ元通りになってしまうのでどうしようもない。
相手に語尾を伸ばして話をしてもらうと聞きやすいことがある。
「今日はぁ午後からぁ雨がぁ降ってきたねぇ。」
「そっちはぁいいからぁこっちをぉ先にやってくれるぅ」


ラビット 記

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