難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

障害の社会モデルと難聴者の関係性の障害の関係は?

2010年06月10日 04時21分56秒 | 権利
難聴はコミュニケーションの障害だけでなく、関係性の障害を持つと最近言っている。

関係性の障害は障害の社会モデルの重要な現れだが、もう少しすっきりした説明にはどう言ったらいいか悩む。


ラビット 記
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【注記】
( 1 ) 障害の「医学モデル」とは、心身の機 能・構造上の「損傷」( インペアメント)と社会生活における不利や困難としての「障害」(ディスアビリティ) とを同一視したり、損傷が必然的に障害をもたらすものだととらえる考え方であり、障害の 原因を除去したり、障害への対処において個人への医学的な働きかけ(治療、訓練など)を 常に優先する考え方である。
また、医学モデルは、障害を個人に内在する属性としてとらえ、同時に障害の克服のための取り組みは、もっぱら個人の適応努力によるものととらえる考え方であり、障害の「個人モデル」とも呼ばれる。

障害の「社会モデル」とは、損傷( インペアメント)と障害(ディスアビリティ)とを明確に区別し、障害を個人の外部に存在する種々の社会的障壁によって構築されたものとしてとらえる考え方である。それは、障害を損傷と同一視する「医学モデル」を転換させ、社会的な障壁の除去・改変によって障害の解消を目指すことが可能だ と認識するものであり、障壁の解消にむけての取り組みの責任を障害者個人にではなく社会の側に見いだす考え方である。
ここでいう社会的障壁には道路・建物などの物理的なものだけではなく、情報や文化、法律や制度、さらには市民の意識上の障壁等も含まれている。
(推進会議の資料2の41ページより)

資料2 障害者制度改革の推進のための基本的な方向(第一次意
見)(案)(修正箇所表示版) [PDF:180KB]
 http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/kaikaku/s_kaigi/k_14/pdf/
s2.pdf

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
風紋 (関係性の障害)
2010-06-10 08:49:27
 統合失調症を「対人関係の障害」と定義したのはH・S・サリヴァン。この際、精神病理学、精神医学も視野に入れて「関係性の障害」論を構築しては如何。
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