我が家の一人息子(写真、本文とは関係はありません)
ご訪問いただき、ありがとうございます
松さん(89歳)は、愛想はなく
他のお客様が「おはようございます」と挨拶をしても
無愛想で「・・・・」のまま
自分から話しかけることようなことはない
見るからに意地悪婆さんの雰囲気
何もしないでいると
「トイレに行きたい」と訴え
椅子から立ち上がろうする
傍に座り手を握ると落ち着く
寂しがり屋なのか 甘えん坊なのか
昨夜は徘徊で活動していたせいか
手は温かい 眠いのかもしれない
眠いからと言って ここで寝せては
昼夜逆転を 逆転させ
昼起きて 夜寝る のリズムに戻さねば
桜デイサービスのスタッフは
ボールやゴムバンド、手拭いなどの小道具を使い
手足を動かす運動を1対1で行った
ときには他のお客様にも参加して頂き
輪になり 音楽に合わせ体操を行った
午後は、スタッフと一緒に30分ほど
桜デイサービスの界隈を散歩
昼寝は無し
音程は微妙ではあったけれど
本人はそんなことは気にすることはなく
大きな声で 5曲ほど唄った
このときもただ座って唄うだけでなく
身振り手振りを入れながら唄う
画面の文字や歩くときに
視点が左側ばかり向くことに気がつき
もしかしたら右眼が見えていないのではないか、と疑い
大きな月暦を使って視力検査を行った
左眼を手で押さえたとき 右眼は大きな数字を読むことはできなかった
右眼がみえていない
長女も 気がつかなかった
桜デイサービスの前に利用さていた
村社協デイサービスセンター(定員30名)も
右眼が見えていなかったことは気づいていなかった
今回いっしょに彼女と行動した際に
桜デイサービスセンター長が気づいたのであった
これは大きな発見で
糖尿病による失明なのか 医師による診察が不可欠である
初日のデイサービスは寝ることもなく手足や体を動かした
帰宅し
松さんは夕食を摂り20時30分頃まで起きていたが
その後は朝まで一度も起きることもなく爆睡
翌朝 長女真恵さん(62歳)に電話をかけ様子を伺う
「死んだように眠っていた」
2日目 3日目も翌朝電話すると
真恵さんから同じ言葉が返ってきた
「死んだように眠っていた。
おかげ様で私も夜眠れるようになった」
「本当に感謝しています。安心して仕事に行けます」
まだ気は抜けないが
昼夜逆転は消失した
トイレ行きたいコールはかなり減ってきた
黙って座っているとトイレのことが気になる
体を動かしている間は トイレのことを忘れる
頻回にトイレに行ったとき オシッコは出てもチョロチョロ
1時間に1回となると それなりにオシッコが出ると 本人も満足する
手足や体を動かさず 椅子に座った状態でも
「トイレに行きたい」という言葉が頻回に出ないようしていきたい
まだ始まったばかりである
夜間徘徊 トイレコール頻回 は消失しつつあるが
次に解決しなければならない課題がある
これも松さんの生活習慣となっているだけに
厄介なことである
そのことは 次回書いていきたい