老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

120;20本の野菜苗が家族に

2017-05-21 19:22:35 | 春夏秋冬
ご訪問いただき、ありがとうございます

3日連続 真夏の暑さが続き
5月だというのに扇風機と冷房を使用
寒い冬よりは 暑い夏の方が好き

JAで野菜苗を20本と
ホームセンターで牛糞2袋購入
胡瓜6本 ゴーヤ 4本 トマト  3本
茄子2本 ピーマン2本 黒玉西瓜 2本
ネットメロン 1本

素人が植えたので
画像を見ると苦笑されてしまうが
形より実を欲する

苗たちには 土 と 水 と 太陽 が必要
野菜も手間をかけることで
花は咲き
蜜蜂が飛び交い
実はなる

ところで
我が家では野菜の苗を植えたり水をやったりなどの
世話は私 夫の役目になる
これから朝夕は多忙になる
beagle元気の散歩と野菜の世話
妻は 蚊にさされやすく
赤く腫れ 最悪のときには高熱を出します
だから 「私 食べる人」なのです
勿論収穫した野菜を料理するのは妻です
beagle元気は 胡瓜とトマト、西瓜 メロンが大好物

普段使わない筋肉使ったので
体はボロボロ
心は充実感
野菜畑の画像は
明日ご期待乞う

花は6月に入ってから植えまする
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

119;海が見える家に帰りたい

2017-05-21 05:32:38 | 老いの光影
ご訪問いただき、ありがとうございます

その婆さんの名前は 沢井静さん
静さんは、人生の悲哀さを語ってくれた。
「人間、いろんなことがあったかと思うと、
昨日は涙が出てどうしようもなかった。
夫は寝たきりになってから口もきかないから、
黙っているだけで・・・・・。
わたしは88歳、夫は93歳。
いつまでもここ(老人保健施設)にいてもしょうがない。
海が見える家に帰りたい。」
と最後にポツリと話す。

その後、彼女の口から一度も
「海が見える家に帰りたい」
と聞いたことがない。
彼女自身は認知症があり
老人保健施設の二人部屋で
両手両足が拘縮してしまった夫を
海が見える家で介護をすることは、
もう難しいことを体で理解していた。
家に帰ることを諦めた彼女。
一度は確かに、
「海が見える家に帰りたい」
と胸のうちを聞いてもらいたかったのかもしれない。
彼女にとって約半世紀
夫とともに歩んできた海の見える町
人生の思い出が重なる海が見える家
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

118;いまご飯を炊いていますよ

2017-05-21 04:46:28 | 老いの光影
ご訪問いただき、ありがとうございます 

いま 食べたことを忘れてしまい
「ご飯食べていない 腹減った?」
と 認知症老人はご飯を催促する。

「さっき 食べたばかりでしょう」と
話されても
「食べていない」
を繰り返す。

「食べた!」「食べていない!」のやりとりになると
最後には
「俺のことを信用していないのか」
と 人間関係だけがこじれてしまう

「(ご飯を食べた終えたばかりなのに)ご飯を食べていない」
と真顔で話されたとき
「いま ご飯食炊いていますよ」
優しく話してあげると 落ち着きます

数分後に また「ご飯食べていない お腹がすいた」
と同じことを繰り返されたら
同じく「いまご飯炊いていますよ」

同じことを話しても大丈夫です
最初に話した「ご飯炊いていますよ」の言葉は
忘れています

「さっき食べたばかりでしょう」
と事実を述べても
認知症老人にしてみると
いま「お腹がすいた ご飯食べていない」ことが
一番気になっていることであり
そのことが解決しない限り
いつまでもそのことに拘り続けます
そのときに「さっき食べたでしょう」と話されても
「食べていない」ことを否定され
俺の言葉を信用していないのか、となってしまうだけである

「いま ご飯炊いていますよ」は否定形の言葉ではなく
「いま ご飯たいているのか」
ちょっとだけ待てばいいのか、と気持ちは落ち着きます
それでも 怪訝な表情をしたときには
「間もなく炊けますから 待ってて下さい」でいいのです




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする