酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

中トロ主義。

2016-03-04 | 旨かった話
世の中には大トロ信仰があって、たとえば刺身でもトロ! 寿司ネタでもトロ! という人が後を絶たぬ。トロがとにかく何より旨いもの、素晴らしいものという、へたすりゃ世の中で最も崇高なまでに美味しい食べ物なんだそうだ。

江戸時代には見向きもされなかった部位だったものが、時代を経てこの変わりようは滑稽である。
が、否定はしないよ、トロに目の色変えるヒトたち。なぜなら自分は全日本中トロ愛好者連絡協議会の会長だからだ(フィクションです)。ともかくそのくらい中トロが良い。


マグロ納豆。本マグロの中トロをヅケにしたものであるが、これが旨いのなんの。大トロではこうはいかない。
と、ほくそえむ晩酌なのだった。

限りなく中トロに近い赤身、これが旨い!
かつてはそんなふうに通ぶったりしてはいたが、マイブームの断捨離のせいか、そういう面倒なこだわりを言うのも面倒になった(笑)

迷えるおでん。

2016-03-04 | 旨かった話
いつもの女将のところで晩酌。


お揚げと小松菜の炊いたん。珍しく味濃い目。でもうまい。


いつも美味しいおでんであるが、おでん=冬 というイメージで捉えると、いささか厄介な季節となった。お天道様もお行儀よく三寒四温をやってくれればよいのだが、ここのところの寒けりゃ寒い、暑けりゃ暑いという気候に身体が馴染んでいかないのである。

なので、寒い日はやっぱりおでんだねえ、と言って良いのか、そろそろおでんもお役御免だねえ、なのか、おでん自身も受難を感じていることと思う。

というか、我が身の不調を気候のせいにするのも良くないな(笑)