酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

浅草1丁目1番地

2016-03-24 | 酒風景
日本初のバーとされる「神谷バー」の所在地。浅草を目指す自分には聖地なのである。


電気ブラン 40°。いつも気まぐれに立ち寄る「たりき」が、気まぐれに出していたのを呑んでみた。いつもながら心に沁みるのであった。

あちこちで呑んでいると、希にこうして電気ブランにお目にかかる。で、多くの場合、店のお方は神谷バーなんぞ行ったことがなく、こっちとしてはちょっと肩透かしを食らうのだが、でもなぜか珍重される電気ブラン。
神谷バーというのは人の名で、実はこの神谷さんは旭川が誇る合同酒精(現オエノングループ)の創設者。そんな縁を肌で感じているからだろうか。
それにしても、行きたや浅草。去年充電したお江戸パワーがそろそろ減ってきている。


ほか、先日の「山崎」以来、ウイスキー呑みたいスイッチが入って、コレ。


余市。

それにしても、洋酒も似合うおばんざいやであるな。

料理人の妙技

2016-03-23 | 旨かった話
二幸(支店)さんで寄り合い。

いつもながら激安価格でのセッティングなので、料理はツマミ程度でいいよという申し合わせがあるのだが・・・


向こう側には皆が甘いと絶賛したポテトフライとか旬のサラダ。
手前がけんちん揚げ(と、同席の大御所が言っていた)。二幸さんのはそれを鮭の身でくるりと巻いてある。いわゆるけんちんの具を炊いたような感じ。世の中おいしいものがあるもんだ。
あり合わせだよと謙遜するが、仮にそうだとしても自ずと出てくる料理人の品格。
一流の芸者が下ネタをやっても、どうしても上品なのと同じだ。(?)

宴では山崎なんぞ呑んだものだから、そっちの方にスイッチが入った。
解散後、国産モルトを出すバーはなかったかなとぶらぶらしてみれば「バー真」に行き当たる。
酒の話というよりは商売の話で盛り上がり結局閉店まで。

深酒になる展開。いつもと同じだ。

葱々しい毎日。

2016-03-19 | こしらえた話。
『 SAKE TIMES 』の記事作成のこともあって、先週からネギを食べ続けているのであった。
でもおかげで体調が良い気もする。ネギが体に良いという一般論に信ぴょう性を感じる。

その甲斐あって、新しい日本語を創出するに至り、近く日本語大辞典に載せることが決定した、なんてことは絶対にないのだが、

ねぎねぎしい【葱々しい】(形)[文]シク ねぎねぎ・し
①葱の量が盛りだくさんで食欲をそそるさま。または食欲が萎えること。「この料理は - ・くておいしそう」
② 葱の香り。葱の香りが匂うこと。 「せっかくの蕎麦も薬味が - ・くて台無しだ」

なかなかイケてると思う(笑)


さて、先日の葱々しい一品。


深谷ねぎの味噌煮。
ネギを味噌・みりん・酒・鰹節だけで煮る。クタクタになるまで煮る。

これが酒にもご飯にも良い。つまりご飯に載せて食べればそれ即ち酒肴となり魔の糖質過多な晩酌となるのである(笑)
旨い飯とともにやる日本酒、その旨さはおびただしい。ほら、塩辛ご飯とか、ごはんですよご飯とか、美味しいでしょ。プラス酒。これがまた化学的にも旨味の根拠が明らかになっているものだから、こちとら自信満々。

こういう話をするとご飯と酒ですか~?と言われるが前述のとおりで聞く耳なし(笑)
でも、お腹いっぱいになってお酒が飲めな~い、と言うが、こちとらそんなヤワな胃袋じゃないんで心配無用(笑)


以下、ネギが葱々しくなる様子を。

ザク切り、山盛り。


味噌どろ~り。
蓋で抑えてとろ火にかける。


10分位でこんな感じ。


さらに10分。


自分はさらに煮てクタクタにするのだった。



茹でたマメをペペロンチーノに

2016-03-18 | こしらえた話。
とある米屋で、大豆などが量り売りしているのを知ってから、我が家では豆を食べることが多くなった。

おばちゃん、大豆100グラムちょうだい。

そんな感じで買える。
それを塩茹でしてオリーブオイルに漬け数日食べる、というのがお気に入り。
だが、ふと思いついてペペロンチーノにしてみたら旨かった。


ベーコンとともに。大豆と黒豆を混ぜ3色の色味が可愛い。
茹で加減は固め。ポリポリ、ポリポリと食べるのが好きだし、酒の肴には食感がさっぱりして良い。
かつ、酒を選ばぬ良い肴。
ワイン、日本酒、焼酎、泡盛、ラムでもジンでもウォッカでも、飛鳥時代の口噛み酒でも。
あるいは呑みながら体に良い栄養も摂れる良い肴とも。

ふと思えば

料理が旨いとかそうでないとか、すっかり酒との相性が基準になってるな。


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