HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

「メリーさん」と「ロンドン橋」を書く

2017年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
Sちゃん(中2):
先週「リズム聴音」をやってみて、付点四分音符+八分音符 のリズムをとらえるのが、ちょっと苦手かな、と思ったので、今日は そのリズムを使っている曲を書いてみることに。
「『メリーさんのひつじ』を書いてみて!」と言われてSちゃん、
「えっ、『メリーさんのひつじ』? えーと、♪メ~リさんのひつじー、♪メ~リさんのひつじー」と 口の中でブツブツ歌ってみながら、少しずつ音符を書き込んでいます。
今日のポイントは「メ~リさん」の部分のリズム。
この「付点四分音符+八分音符」の タ~ンタ というリズムは、いろんなところで出てくるので、パッと反応できるようになってもらいたい。
「『メリーさん』が書けたら、次は『ロンドン橋おちた』も書いて!」
「え~っ、『ロンドン橋』もですかぁ~」
「そう!このリズムを すぐ書けるようにしなきゃね。」
また、口の中でブツブツ歌い、音を探しながら書いているSちゃん、途中で音の高さが不安になると いそいでピアノのところへ走って鍵盤で確かめる。
「あっ、この音で合ってる」
ちょっと書いたら、またピアノへ。
「あっ、そうか、この音だ」
ピアノ使いすぎ~。
ちゃんと「エアピアノ」で音が探せるようにならなきゃ。
しかも書くのに時間かかりすぎ~。
こんなの10秒で書けなきゃ!
・・・と脅(おど)されて
「えーっ、それはムリです・・・」と焦ったSちゃんだけど。
せめて ト音記号&拍子記号&小節区切りぐらいは10秒以内に出来てておくれ。

もうすぐ丸2年 ♪

2017年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん ( 年長 ) :
「練習したよ!」と、今日も意気揚々、ピアノに向かいます。
もうずーっと、毎朝 保育園に行く前に、ママと練習することが習慣になっているとのことです。
それが続けられるCちゃんも偉いし、毎朝Cちゃんを起こして ( たぶん ) 練習へ導いてくれているママには頭が下がります〜 <(_ _)>
それに、Cちゃんのママのすごいところはね、決してよくばって先へ先へと進めたり、レッスン以上のことを先回りして教えたりしていないことです。 もしそうなると、子どもは混乱してしまうものですが、Cちゃんのママはそうじゃなく あくまで「復習」の形で、レッスンでマルのついた曲をもっと上手にして、花マルつけてもらおうね、というスタンスのようで、賢明だなあと感心します。
年少のお子さんへのお家でのフォローとして、とってもいい距離で接して下さっていて感謝です。
今日は「ママと練習した!」という、自信アリの曲をいくつか弾いた後、先生は試しに「これ弾いてみてよ」とイジワルく ( ? ) 、初見のページを開いてみました。
はたしてCちゃんは、ママがいなくても、1人で知らない曲に立ち向かうことができるでしょうか?
「えー、これ練習してないよ」
Cちゃん、一応はシブりながらも、さっさっと2曲続けて、新曲を弾きました。
よしっ、Cちゃんの実力は本物だ!
読譜力も演奏力も立派に身についています。
今月で ピアノを始めて丸2年になるCちゃん。
ずいぶん成長しました。

ソナチネ弾きます♪

2017年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん ( 小4 ) :
「アラベスク」が上手に弾けて、しかも大好きなタイプらしい。
そこで先生が「それで考えたんだけど」と 彼女に提案した曲。
それは、クーラウ作曲の「ソナチネ6番」です。
明るく元気な曲調、弾むようなリズムと駆けめぐる音階。
ソナチネなんてすごいね!
超ハードル高すぎなんじゃない?
などと思われるかもしれませんが、大丈夫。
「ソナチネ」は、純粋に「ピアノで弾く」ために作られた曲なので、ピアノの鍵盤で弾きやすく、しかも最大限に弾き映えがするようにできてるのです。
ただ、ソナチネアルバムの曲は皆 19世紀のヨーロッパの音楽。
現代の日本の子どもには堅苦しくてとっつきにくい、知ってる歌じゃないからわからない、ということがネックなんですよね。
でも!
今回のHちゃんは、絶対好きになってくれる、と思って、先週 このソナチネの冒頭だけ ちょっと伝授してみたんです。
読みは当たり、Hちゃんはたちまち夢中になって「もう覚えた!」と喜んでいました。
今日は ピアノの前に座るのももどかしく 先週教えた部分を両手で再現してくれました。
「すごいね!覚えてたんだ⁈」
「うん、あたしね、もう この弾き方、常識になってるから!」
Hちゃんは自信にあふれた顔で言いました。
常識になってる… もうすっかり暗譜して、考えたり迷ったりしないで弾ける状態になってる、っていうニュアンスだよね?
すごくぴったり。いい表現だ!
私もこれから、完全に暗譜できたときは 言ってみようと思います♪
「常識になってる」って!

今日はHちゃんに、ちゃんと ソナチネの楽譜をあげました。
いよいよソナチネのレッスンの始まりです。

譜めくりのタイミング

2017年06月13日 | レッスン日記(小中高生)
S子ちゃん(小4):
今日は雨。
S子ちゃんが傘をさしてやってきました。
なぜか、火曜日に雨が降ることが多く、とりわけS子ちゃんは 3月のヒバリ教室入門日がいきなり雨。
それから毎週、火曜日というと雨になり・・・
ほんとに気の毒、と思ってたもんです。

それから3カ月、今日も雨だ。
「また雨だね~」と言うと、S子ちゃんは
「うん、梅雨になったから」と答えました。
文句ひとつ言わず素直に人生を受け止めているこの姿勢。
尊敬しました。

さて、今日は「魔女の宅急便」の「仕事始め」という曲を仕上げました。
1週間、おうちでいっしょうけんめい練習してきたんだなあ、ということがよくわかる演奏です。
ほとんど暗譜もできています。
ただ、Aメロの終わりからBメロにつながる部分だけが、ちょっと変わった音づかいになっていて、しかも右手と左手が入り組んでいて難しい。
おまけに、その部分でちょうどページが変わるので、ページをめくらなければなりません。
レッスンのときは先生がめくってあげられるけど、普段は自分で譜めくりしながら弾かなきゃだし、それに慣れなきゃね。
でも、弾きながらの譜めくりって意外に難しいです。
ページをめくる前後で曲が止まってしまうし、なかなか元のペースがとりもどせないし。

そこで、先生は言いました。
「最初のページの終わりの方、めくる所より少し前の、ほらここ、左手だけで弾くところがあるでしょ。ここで、空いてる右手で もうめくっちゃうの。すると少しだけ、楽譜見れない所ができちゃうけど、そこは暗譜で弾いて。そして、めくっておいた部分に来たら また見て弾けばいいよ」
そして、S子ちゃんは何度か譜めくりの練習をしてから 曲を通して弾いてみました。
譜めくりのタイミングを練習しておいたので、曲が途切れることなく きれいに弾けました。
譜めくりが、サッと手際よくできると、超ベテランピアニストみたいで かっこいいよ!
譜めくりも、演奏のうち!

大人のあなたにハノンを♪

2017年06月13日 | 音楽のツボ
K子さん(大人):
「ハノンの練習が楽しいの♪」
というK子さん、普段も自分でどんどんハノンを弾いているそうです。

「ハノン」は、フィンガートレーニングのための教則本です。
そのコンセプトは、5本の指を均等に鍛え、しかも柔軟に、強靭(きょうじん)に、すばやく動けるように、と盛りだくさん。
ヒバリが子どもの頃は、小学校低学年の頃から ずーっとやらされているハノンがつまらなくて、ちっとも熱心に練習していませんでした。
それなのにK子さんは、「ハノンが楽しい」と言うのです。
怠け者だった 子ども時代のヒバリから見たら、とても信じられない優等性!

ハノンが大嫌いだった私ですが、大人になった今、つれづれなるままにハノンを手に取り、行き当たりばったりにパッと開いたページを弾いてみたら。
へー、別にヤじゃないじゃん。
むしろ、淡々と機械的に&自動的に進む音列に触れているのが いつの間にか心地よい習い性を誘い、1曲弾いたら次のページ、さらに次のページと、延々と弾いている自分に気づくのでありました。

なんかハノンって、意外と大人には合うのかも。
厄介ごとや煩雑(はんざつ)な日常に負われている大人のアタマに ハノンのゆるい譜面の刺激はちょうどよく、また、ピアノの広い範囲を網羅する指の運動がほどよいスポーツ感と爽快感を与えてくれる。
子どもの小さな手にはキツいし 弊害の危険さえないとはいえないハノンだけど、あなたが大人で、ある程度ピアノに慣れてきた人なら、なーんも考えずにひたすらハノンに身を任せてみるのも よいリフレッシュになるかもしれませんです。
うまく使えば、指のパフォーマンスも向上し、やわらかく・よく回る指になってきます。
一度お試しあれ。

けれど、ハノンは使い方を間違えると、手や体を傷めたりとかのリスクもあるので、気をつけて。
弾こうかなー、と思うときは、先生に言って指導してもらいましょうね。