最近、塾がかなり充実してきたようで だいぶ忙しそうです。
いつもは歩いてピアノに来ているのですが、今日は「間に合わない!」と言って自転車で走ってきました。
「ファランドール」一応最後まで通して弾けるようになっています。
後は、全体通してのスムーズな流れがほしいところ。
特に、後半からフィニッシュになだれ込む勢いと盛り上がりが、ぜひともほしいです。
「ファランドール」は 前半の堂々とした「王の行進」の部分から 中間で一転、急速なテンポの「馬のダンス」でどんどん盛り上がりながら、最後の「ジャン!ジャン!」というフィニッシュまで 息もつかせぬ大迫力になります。
この、フィニッシュへとなだれ込む最後の4小節がスピーディーに決まらないと、ファランドールの魅力はなくなってしまいます。
そこで、今日はフィニッシュをビシッと決める練習しました。
「息もつかせぬ4小節」を完璧に弾くには、技術も精神力も追いつかないけど、そのきっかけの2拍だけ・・・和音の変わり目を作る2拍の音だけに全神経を集中して、繰り返し練習します。
「できたね。じゃ、次の2拍を練習しよう」
1拍ごとに和音が変化しながらフィニッシュへと上り詰める、難しく緊迫した部分だけど、また2拍だけに集中します。
「よし、できるようになった。・・・それじゃ、さっきのジャン!ジャン!と、今のところと、続けて弾いてみようか」
・・・こうして「2拍だけ」「次の2拍だけ」と 少しずつ覚え、最後のキメ和音まで続けてみたら・・・
「できたね!フィニッシュがテンポよく弾けるようになった!」
「うん!」
「やったー \(^O^)/・・・じゃ、最初から全部続けて弾いてみよう」
「えっ・・・」
と言いながらも、Mちゃんは最初から最後のキメ和音まで、がんばって弾きました。
「最後の方は 音もフォルテだよ!どんどん盛り上げて、最後は一気にジャン!ジャン!ジャン!ジャン! 弾けたー」
こうして「ファランドール」は めでたく合格となりました。
Mちゃん、ファランドールで苦労したので、次の曲は楽なのがいい・・・とのことなので、ページをパラパラとめくって「パッフェルベルのカノン」に決めました。
「これなら楽ちんだよ。左手みて。『レーラーシーファーソーレーソーラー、レーラーシーファーソーレーソーラー、レーラーシーファーソーレーソーラー・・・』」
「ずっと同じってこと?」
「そ。最初から最後まで、レーラーシーファーソーレーソーラー」
「オッケー、いいね!」
こうして次回の曲が決まりましたとさ。