HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

バーバーショップ・コーラス

2016年02月07日 | ジャズ曲・洋楽・ポピュラー曲
「シモキタ倶楽部」がやってる(今は変則スタイルだけど) 「バーバーショップ・コーラス」について、簡単に説明します。

「バーバーショップ」って、英語で「床屋さん」のことですよね。
そうなんです。昔・・・1800年代の終わり頃から1900年代の初め頃に アメリカで「禁酒法」が施工されていた時代に、居酒屋とかでワイワイやることができなくなったおじさんたちが、床屋さんにたむろしてワイワイやっているうち 出来てきたといわれている、ジャズコーラスの1形態です。
「バーに行けなきゃ バーバーに行こうぜい!」なんちって。
これは私が考えたオヤジギャグじゃないですからね。アメリカのオヤジが言った「アメリカオヤジギャグ」ですよ。

さて、バーバーショップコーラスの具体的なスタイルはどんなのかというと、本来は男性4名のカルテット(四重唱)を指すものでした。
テノール二人、バリトン・バス各一人で、内訳はリードボーカル一人、コーラス(ハーモニー)二人、ベース一人、というもの。
しかし現在では、そんなカタいこと言わず、男性ばかりじゃなく誰でも、そして人数も四人にこだわらない、という流れになっています。

ちなみに、シモキタ倶楽部合唱部の編成は 女性2・男性1で、ボーカル1、ハーモニー1、ベース1です。
せめてハーモニー2で入れたいけど、そうするとボーカルがいなくなっちゃうもんね…(T_T)

シモキタ倶楽部新年会

2016年02月07日 | レッスン日記(小中高生)
昨年結成した「シモキタ倶楽部」の、本日は遅ればせながら新年会でした。

月に1回練習する、と一応決まっているのですが、1月はみんないろいろ忙しかったりするので、2月から始めようということになったのです。
で、今日が今年最初の練習日=新年会、となったわけです。

シモキタ倶楽部の練習プログラムですが、まず歌の練習を軽く1時間ぐらいやり、そのあと打ち上げを4時間ぐらいやる、という流れになっております。

最初は 男女混合の4名のメンバーで「バーバーショップをやろう」という意気込みで始めた「シモキタ倶楽部」でした。
(「バーバーショップ」については、また改めて説明します)
途中メンバーが一人抜け、そのうち合唱タイム以降の 打ち上げタイムのみの参加メンバーが徐々に増えて、ますます打ち上げ部門は充実の一途です。

本日の参加者は、コーラスタイム3名、打ち上げ時はさらに4名加わって、合計7名での新年会でした。
コーラスは ア・カペラで「Lollipop」と「夜明けのスキャット」を。なかなかうまくできました。
続く打ち上げは、各自持ち寄りで ご馳走が並びました。「男衆(おとこし)さん」たちのお料理がスゴイです。

今年も、ますます打ち上げ充実しまくりの1年間になりそうです。

なごり雪ーポップスは止まらず弾こう

2016年02月06日 | レッスン日記(小中高生)
Nちゃん(小5):
「なごり雪」もうほとんど出来上がりました。
先週アドヴァイスした通り、冒頭の部分は静かな分散和音でバッキングをつけ、Bメロからクライマックスにかけて徐々に盛り上がる部分は、ビート感のあるロック風のリズムパターンで、ちゃんと弾いてきました。
Nちゃん、ポップスの弾き方が ずいぶん身についてきたなあと思います。
リズムパターンの指示だけしてあげれば、自分でちゃんと弾いてこれて、メロディーもやわらかに弾けていて、さすがよく歌を感じているなと思います。

ただ、まだところどころつっかえてしまうのが とっても残念。
「Nちゃん・・・せっかくきれいに弾いてくれてるから、一緒に歌いたいんだけど、途中でつっかえたり止まったりすると歌えないよ」と先生は言いました。
「誰でも一緒に歌えるぐらいにスラスラ弾いてよ。せっかく上手なんだからもったいないよ」
ということで、来週までの宿題は「歌えるテンポで弾けるように」が目標です。

音楽はなんでもそうですが、特にポップスというのは、歌ったり あるいは踊ったりするために作られた曲がほとんどです。
歌モノは気持ちよく歌えるように、そしてダンスモノは、気持ちよく踊れるように演奏する、というのが最低条件なのです。
ポップスジャンルで ずいぶん力がついてきたNちゃん。
さらにポップスらしく、すてきに弾ける人になってほしいです。

Mちゃん ファランドールで初ポリフォニー

2016年02月06日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
「クラシック曲集」の中の「ファランドール」2回目のレッスンです。
「難しいよ~」というのが、現在のところの感想。
そうだね。ほんとに難しい・・・
どこが難しいって、取り立てて速いパッセージがあるわけじゃないし、指の届かないところや複雑な和音があるわけじゃない。
それはひとえに、右手と左手がそれぞれ独立したメロディーを弾かなきゃいけない、というところなのです。
今までは、どんなに複雑で難しい曲でも、右手のメロディーに対して左手は伴奏、という役割ができていました。
それが今回は、右手左手、どっちもメロディーなのです。
それもフレーズのタイミングが左右同じではないので、弾き分けが大変。
誰もが耳にしたことのある、インパクトのある冒頭メロディー。
これを、右手と左手同じリズムで ハモりながら並行して弾くとか、また、次の部分では、右手から半小節遅れて左手が同じメロディーを追っかけていくとか、

Mちゃんにとっては 初めての「ポリフォニー体験」と言えます。
「ポリフォニー」というのは、独立したいくつかのメロディーが 同時に進行していくスタイルの音楽です。
一般に「ポリフォニー音楽」というのは、中世ルネッサンスの時代からバロックの時代にかけての音楽を指すことが多いですが、今回 Mちゃんが苦労している「カノン(輪唱)」的な部分を持つ曲も、数小節ながら「ポリフォニー」=「多声部音楽」と言えるものです。
初めて多声部音楽を経験したときはビックリするかもしれませんが、将来経験するであろう バッハなど本格的なポリフォニー音楽への小さな予備練習となれば良いと思っています。

Kちゃん半年たちました

2016年02月04日 | レッスン日記(小中高生)
Kちゃん(4歳):
先週、「ゴーゴーピアノ2」を一人で最後まで弾いてしまい、本が修了になったので、今日は新しい本「ゴーゴーピアノ3」をもらいました。
すぐにページを開いて「ひいてみよう!」と言って どんどん弾いています。
「次も!」「次も!」と次々ページをめくり、あっという間に5番までマルをもらいました。

Kちゃんがピアノに入門してから、約半年・・・正確には7ヶ月たちました。
最初の頃は、まだピアノを習いに来ているんだということを自覚していないけれども、レッスン時間を楽しんでいる感じでした。
鍵盤をあちこち弾いて 高い音や低い音を感じたり、打楽器のようにリズムを叩いて楽しんだり、ワークブックの色塗りをしたり折り紙をしたり。
ピアノを弾くことよりも「おんぷカード」や「音あてゲーム」の方を喜んでいました。

ところが今では、真っ先にテキストを開いて 音符を見ながら着実に曲を弾いていくことに、喜びを感じているようです。
音符と鍵盤と指との関連性が Kちゃんの中で完全に結びつき、楽譜通りの音を正しい指で弾いていけるのだ、という確信が芽生えているのです。
毎週毎週、目を見張るような成長と進歩を見せてくれるKちゃん。
半年で、これだけ成長したのだと思うと驚きます。

今日、もう一つの進歩。
Kちゃん「ファ」と言ったよ!
(この間まで「ハ」って言ってたのに)(^O^)

学級閉鎖のあと

2016年02月04日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
♪ピンポ~ン とチャイムが鳴ったのでドアを開けたら、大きなマスクをして入ってきました。
「風邪ひいたの?!」と聞いたら、
「ううん、そうじゃないけどママがマスクしていきなさいって。インフルエンザはやってるから」
Aちゃんのクラスは学級閉鎖になっていたそうで、この1週間、外にも出られないしどこにも行けなかったとのこと。
「つまんない~」と、飽き飽きしてる様子です。

Aちゃんの後にくるHちゃんと、さっき道で会ったときに、一緒にいたおばあちゃんから学級閉鎖のこと聞きました。
2年生は全クラス(といっても2クラス)学級閉鎖になって、つまり学年閉鎖と同じだということ。
Hちゃんも1週間、飽き飽きしてすごしたそうです。

今日は、2年生二人とも何となくいつもの調子が出ない感じでした。
いつもなら つい時間が延びて熱演していたり、Aちゃんは自分のレッスンが終わっても、Hちゃんのレッスンを見学していたりしたのですが、今日は二人とも早々にレッスンを切り上げ、「バイキンにつかまらないように、早く帰りなさい」ということになりました。

子どもたちは、エネルギーの行き所がなかったり 大事をとりすぎてじっとしていたりすると、かえって元気がなくなるんだなーと感じたことでした。

来週は学校にも活気が戻って、Aちゃん・Hちゃんもいつものように元気いっぱいでレッスンできますように・・・

モーツァルトのエピソード-ハンパない集中力-

2016年02月04日 | 音楽家たち
少年モーツァルトは、性格的には陽気で明るい子だったようです。
この性格は母親ゆずりであるといわれています。
また、もうひとつの特徴ある性格は、異常なほどの集中力だったのです。

ピアノに向かっているときは、夜でも昼でもぶっ続けに演奏や作曲をしており、小さな音でも立てられると怒るのでした。
そしてこの集中力は音楽に限らず、数と計算に夢中になったときには、家じゅうに数字を書きちらしてしまったそうです。


Sちゃんボレロ熱演!

2016年02月03日 | クラシック曲
Sちゃん( 小6 ):
クラシック曲集の中から「ボレロ」を練習してきました。
この「ボレロ」という曲、一応 曲集の中に入ってはいるのですが、これまで生徒の誰かに与えたことは 一度もありませんでした。
なぜなら、単調なリズム、単調な旋律が延々と続いていく この曲は、そのオリジナル演奏やオリジナルバレエ(バレエのために、モーリス・ラヴェルが作曲した)をよく知っている人じゃないと、譜面だけ見ても何がなんだかわからない→魅力がない、という曲だからです。
まして小学生には、単純なくせに譜割りやリズムが読み取りにくくとっつきにくく、ちんぷんかんぷん~となってしまうのがオチだからです。

それが、今日のSちゃんの演奏はどうだ!
一寸の狂いもなく、粛々と続けられるリズム。
ハッキリとしたタッチで、自信にあふれた旋律。
そうです。Sちゃんは弱冠12歳ながら「ボレロ」が何たるかを知っている人、なのです。
「知っている人」には素晴らしいスリルと魅力にあふれた「ボレロ」。
Sちゃんが弾き終わるのと同時に「すごい!よく練習したね!」と絶賛、そして「たいへんよくできました」のシールを貼ってあげました。
「Sちゃん、がんばったね。オーケストラやバレエの様子を思い浮かべながら弾いてたよね」
こっくりと頷くSちゃん。
そうなんだよね。
実は今Sちゃんが弾いた楽譜は、ピアノ学習者のために編曲されたものだから、どんなに一生懸命弾いても 本物のオーケストラ演奏みたいな厚みのあるサウンドや、迫力のある音は出せなくて、ちょっと残念なのです。

だけど、シンプルな単音のメロディーと ほとんどベース音だけの伴奏でできているこの楽譜を演奏している間じゅう、Sちゃんの心の中には 大編成のオーケストラサウンドが鳴り響いていて、バレエの様子もはっきりと見えている。
そのことが、横で聴いていてもよーくわかります。
自分のイメージの中ではオーケストラと一緒に弾いている気分だから、シンプルな楽譜でも楽しいのです。
ちっとも、物足りなくなんかないのです。
それが一番大事。イメージの翼の力は無限。

Sちゃん、先生にもオーケストラがはっきり見えたよ。
冒頭の、たった一人の小太鼓から、少しずつ少しずつ演奏者が増えて行って、最後は巨大なオーケストラになる様子。
そして、男性バレエダンサー…上半身裸で黒いタイツのソロダンサーのしなやかな踊り。
力強い群舞と大迫力の幕切れ。
全部はっきり見えたよ。

モーツァルトのエピソード-ステージパパと旅行-

2016年02月02日 | 音楽家たち

今日は、天才ヴォルフガング・モーツァルトの父、レオポルト・モーツァルトについてお話ししましょう。
彼、レオポルトは、当時有名な音楽教育者でした。
「おもちゃの交響曲」を作ったのはこの人です。
レオポルトはいち早く息子の才能を見抜き、幼いモーツァルトを連れて世界じゅう演奏旅行して歩いたのです。
ステージパパのハシリですね・・・

「天才少年」モーツァルトの名声は世界にとどろきわたりました。
行く先々で、この小さなピアニストは絶賛されましたが、必ずしもモーツァルトの音楽性が評価されてのものではなかったようです。
王侯貴族たちは、ただ単に小さな子どもが巧みにピアノを弾くというパフォーマンス性を喜んだだけで、その証拠に、鍵盤に布をかぶせられ、見えなくして弾かされたりと 曲芸みたいなことをやらされていたのです。
それでも彼は「こんなことはどうでもいいことだし大したことじゃない。大事なのは僕の音楽です」とキッパリ言っていたのでした。

王侯貴族の社交界を渡り歩く生活は、モーツァルトにはで好き・遊び好きの性格を植え付けてしまいました。
また、当時の旅行は子どもにとって大変ハードであったので、モーツァルトは体が弱く、身長もあまり伸びませんでした。
大人になってからの身長は 163センチくらいであったそうです。

しかしながら、モーツァルトはなかなかおもしろい子どもであったようですよ。
そのエピソードは また改めて。

2月はにゃんこ。

2016年02月01日 | 発表会・コンサート記録
今日から2月。
2月というと、何を思い浮かべますか?

1年でいちばん寒い日がたくさん続くけど、私はなんとなく、2月というと猫のしなやかな感じを思います。

まず2月22日の「猫の日」でしょ。(2・2・2・と2が3つ並んで にゃん・にゃん・にゃんだから)
2月2日だって、にゃんにゃんの感じがする。
それに俳句の歳時記にも、2月には猫が登場しているんですよ。
「猫の恋」、「猫柳」。
猫柳のすべすべした手触りは、まさに銀色のにゃんを思い出させます。

というわけで、今月「猫のコンサート」を開きます。
猫が演奏するわけじゃないんだけど、猫の曲をいっぱい集めて、猫のアートをいっぱい飾って、猫ざんまいしようという思いつき。



教室の壁に貼ってあるフライヤー(チラシ)

その気になって思い出すと、猫の曲っていっぱいあるのよ。
クラシック、ポピュラー、ジャズetc...
そういった「猫の曲」の中から、ヒバリ厳選のお気に入りを20曲ぐらい弾く予定です。

いつもお世話になってるカフェ・アンサンブルさんでやるんだよ~♪