三味線の音の表情を決めるのは
なんといっても撥の使い方。
基本はあっても、いつも同じように弾くのではなくて
アクセントをつけたり、逆に抜いたり
撥を当てる場所を変えたり角度を変えたり
そうやってメリハリや情景や感情を出していく。
果てしない探求。永遠の課題。
師匠のお稽古のテープを聴きながら
想像する。
「ここをこうして・・・」という説明の動作は見えないので
ひたすら、音に耳を澄ます。
音の響きの立ち上がる早さが、確かに違う。
では、それはどうやったら出せる?
糸が最大限に振動するようにはじく。
その具体的な動作は?
このとき、三味線も撥も持たずに
感覚をつかむように、と言われる。
難しい。
難しいけど、なんとなくわかる気もする。
違うかもしれないけど、私が時々やる、
鼻歌で曲想をつかむ作業と近いかもしれない。
手を動かすことだけが稽古ではない。
97%(だっけ?)三味線のことを考えて生きる、とは
そういうことなのかもしれないなぁ。
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫
►演奏予定
12月14日(土) はじめての義太夫ワークショップ@一心寺南会所
12月15日(日) Penguin's Live@西宮LiveSpot Penguin
詳しくはこちら
►演奏依頼 承ります
ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
こちらからお問い合わせください