恋愛心理学

「男の子の１５歳：その春」！！

恋愛心理学によれば、男性は三回恋をするという！！

その１．１５歳前後の恋　これは女性なら誰でも良く好きになる。
その２．２０歳頃の恋　これはＳＥＸを対象にして女性を求める。
その３．２５歳前後の恋　家庭を築き、人生の伴侶を求める。

現代は年齢的に多少の差はあるかもしれない。
「ボクの１５歳、春の体験」は、
（その１）に該当するであろうか？１５歳―この歳になってボクはやっと思春期を迎えた。
思春期―本人にとって、なんとあでやかな言葉であろう！
この時期いろんなことが起き、いろんな体験をする。
１５歳になった。思春期。
つまり、男の子は声変わりして、
髭が生えて、ニキビが出来て、
やけに女の子が気になる時期である。

この時期、男性にとっては、女の子なら誰でも良い。
身近な女の子が好きになる。
ただ好きになる。
例えば、通学途中にいつも合う同級生や下級生の、
いえ、上級生の女の子でも良い。
でも、なかなか声をかけられない。

恥ずかしくて。どんな話をしたら良いのか解らなくて。
毎朝、通学途中に顔が見られれば、
心臓がどきどきして、その日一日が楽しくうきうきしている。

その代わり会うことが出来ないと、
今日は、朝寝坊したのだろうか、
体の具合でも悪いのでないか、
一日考えている。

日曜日は、やたら気になる。顔を見ることが出来ないから。
そして、すぐにでも話しかければよいのに、
それもできず、
その女学生の気を引くような行動をとる。
同じ学校なら、まず勉強で目立つように努力をする。
スポーツで目立つようにしようと努力する。
実に涙ぐましい。
男らしいスポーツ、
例えば剣道、柔道、空手、ラグビー、サッカーなどの方が男性らしさを、
女性にアピールできると勝手に思い込んでいる。

強い男が女性にアピールすると思っている。
中には、女性にアピールするのは、
服装、風貌、だと思っている男性もいる。

だから、昔は出来るだけ汚い格好をしたり、
汚れた手ぬぐいを腰に下げたり、髪や髭は伸び放題にしたり。

これが女性の「綺麗にしてあげたい」という母性本能をくすぐると思っている。

ところが、残念ながら男らしさでも無く、格好でもなく、
女性にもてるのは、優しさと思いやりだと言うことを、
この頃の男の子は知らない。

できれば、その女性と一度話をしてみたいと思う。
彼女はどんな声をしているのだろうか？
小鳥のように涼しい声なのだろうか？
どんなことを考えているのだろうか？
数学がすきなのだろうか？
先日、電車の中で英語のノートを開いていたから英語が得意なのだろうか？

などなど。

自分が描く理想像の女性を心の中で思い描いていく。
初恋の片想いである。
あるとき、彼女が同僚と話している声を、脇で聞いて、
その声が、小鳥のように、鈴を転がしたような声で無く、
太く低い男性の声に近かったりして、
自分が思い描いていたイメージと異なると、
その場で幻滅を感じ、そこでもう、その女の子への恋愛感情は消えてしまう。

淡い初恋である。

ボクは、そんな体験をした。