(旧朝香宮邸ー東京都庭園美術館)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d6/0bd3a0b2b18814cb26dd48d65e43146d.jpg)
(東京都庭園美術館)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/33/e54718346901c28cf0b6dfd0bde93254.jpg)
(東京都庭園美術館入り口)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a5/b89f8a192ddc049ec4cfb69c3672767d.jpg)
(建物入り口までの通路1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/fa/bfd7552574efe5286f19b96e91b5e2c5.jpg)
(建物入り口までの通路2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/3b/baa9ac29e936bb1f58c0804688d98f7e.jpg)
(旧朝香宮邸)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8b/6d36a32456e187d29a783490272349b1.jpg)
旧朝香宮(あさかのみや)邸って、ボクには全然解らない。
今回、旧朝香宮邸を訪ねることによって分ったのは、
もともと久邇宮家(くにのみやけ)の第八王子として生まれた鳩彦(やすひこ)が、
父が伊勢神宮の祭主を務めていたことから、
伊勢の国朝香山から採った宮号・朝香宮を明治天皇から賜り、
後に明治天皇のご息女・允子(のぶこ)内親王と結婚する。
その後陸軍大学を卒業後、フランスに留学中に自動車事故に遭い、
長くフランスにて療養生活を余儀なくされる。
その間、妻允子の看病もあり、夫婦でフランスの文化に傾倒して行く。
フランスで行われたパリ万博(アール・デコ博)観覧し、
アール・デコ様式(*)に強い関心と理解を寄せるようになった。
(*)アール・デコ=Arts Décoratifの略で現代装飾美術・産業美術の事。
(アールデコ・博覧会のポスター(1925))
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/1f/8c721d9dc4b1569b0d3c424a782cfafc.jpg)
つまり、早い話が明治天皇の娘婿(義理の息子)だと言うこと。
自動車事故の療養でフランス滞在が長くなり、
奥様の允子妃殿下と共に、当時開かれたパリ万博のアール・デコに興味を持たれた。
どうしてここにアール・デコが出てくるかと言うと、
旧朝香宮邸には、このアール・デコ様式が、
至る所にちりばめられているからです。
アール・デコを念頭に
これから紹介する旧朝香宮邸をご覧いただきたいと思います。
主な部屋の内装設計には、フランス人装飾美術家アンリ・ラパンが起用されている。
また、昭和22年から29年までは吉田茂外相・首相公邸として使用され、
昭和30年から49年まで赤坂の迎賓館改装されるまで、
国賓・公賓のための迎賓館としての役目を果たした。
(旧朝香邸の外観・ベランダ側)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/77/6070e925636339ede273df9321f04245.jpg)
(旧朝香邸の正面玄関)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d9/be64e9bfb7056217008cecccbbaadaaa.jpg)
正面玄関の奥にガラスのレリーフがある。このレリーフは圧巻だ、胸を打つ。
このガラスのレリーフは、
フランス人ジュエリーデザイナー、ガラス工芸家ルネ・ラリックのデザインによる。
(正面入り口のガラスのレリーフ1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/fa/acbf3454bc8ad3e2b1b8b063ec2e7f73.jpg)
(正面入り口のガラスのレリーフ2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f9/332a7ba75c96ddd4f5f378ac63c3a88a.jpg)
(正面入り口のガラスのレリーフ3)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/16/ed10356ea41c5942fb46892e5fb78323.jpg)
ここでは室内に入らず、まず庭園を見ることにする。
まず目に入るのが左手に伸びる芝生の広場である。
入り口正面に置かれた彫刻ー男女が絡み合ったーが出迎えてくれる。
左手奥に伸びる芝生は春から夏にかけて緑に広がり、
その周りを深い木々が都会の喧騒を遮っている。
都営地下鉄 白金台駅から3分程度、JR目黒駅からも3分程度にある場所。
(男女の像)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/98/4306ec890871432d951211343291e08a.jpg)
(芝生の広場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/c1/95a8ab6a57e89a82ae49d5a4dff8140e.jpg)
右手に向かうと茶室(光華)の案内がある。
そこには和風の茶室が並び夏でも涼しげなたたずまいだ。
案内に沿って進むと、ひなびた茶室の門があり入り口につながる。
茶室の正面はすり鉢状になって底の部分に池がある。
池の周りにはもみじの古木があり、
初夏には緑が、晩秋には紅葉が水面に映し出され美しいことが、
容易に想像される。
名残のもみじの落葉が回遊式泉水の周りに敷き詰められている。
(茶室/光華の案内)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/20/5368cb1b426b3b83c35dcecfe38b09e5.jpg)
(ひなびた茶室)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/f9/761ac969af4c4305ebb8b1d090829f76.jpg)
(茶室への入り口の門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/59/9a00e1f49f05f5ccfc97256607126e7d.jpg)
(池に降りる道)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/8e/ccfbf63488c3934354c51e9608954f4d.jpg)
(池の周りの道を散策する観光客)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/a9/f6cdb400d3a34e1b0e948750d653f57a.jpg)
(池と周りの古木のもみじと石灯篭)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/89/7ac917ea5c89a70078701ba34c950c04.jpg)
(もみじの落ち葉と笹の葉)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/47/9901f645823a5aab6af5172c1633b63c.jpg)
池をめぐって歩き対岸へ出る。
ここから眺める景観も風情がある。
さらに進むと池にそそぐ滝に出会い、水は池に流れ落ちて行く。
(茶室の対岸から見た池1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d5/a6de369507c6bacfaae355629b07de7f.jpg)
(茶室の対岸から見た池2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/2f/df076e6d6a61bb7ed460a519e51c1a49.jpg)
(池にそそぐ滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/79/73a9d1c3129acf2a8fa3ccea2ddd222b.jpg)
(流れ落ちる水)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/05/fb2856af19c2b505991c1b11e82f3434.jpg)
これで建物の外側は見学できた。
この後は建物の中を見学したい。
入る時は気がつかなかったクリスマスツリーが点灯されていた。
(クリスマスツリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e1/c3a73d1a7dac5f2a9ce72807fca4a85d.jpg)
(つづく)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/d6/0bd3a0b2b18814cb26dd48d65e43146d.jpg)
(東京都庭園美術館)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/33/e54718346901c28cf0b6dfd0bde93254.jpg)
(東京都庭園美術館入り口)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/a5/b89f8a192ddc049ec4cfb69c3672767d.jpg)
(建物入り口までの通路1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/fa/bfd7552574efe5286f19b96e91b5e2c5.jpg)
(建物入り口までの通路2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/3b/baa9ac29e936bb1f58c0804688d98f7e.jpg)
(旧朝香宮邸)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/8b/6d36a32456e187d29a783490272349b1.jpg)
旧朝香宮(あさかのみや)邸って、ボクには全然解らない。
今回、旧朝香宮邸を訪ねることによって分ったのは、
もともと久邇宮家(くにのみやけ)の第八王子として生まれた鳩彦(やすひこ)が、
父が伊勢神宮の祭主を務めていたことから、
伊勢の国朝香山から採った宮号・朝香宮を明治天皇から賜り、
後に明治天皇のご息女・允子(のぶこ)内親王と結婚する。
その後陸軍大学を卒業後、フランスに留学中に自動車事故に遭い、
長くフランスにて療養生活を余儀なくされる。
その間、妻允子の看病もあり、夫婦でフランスの文化に傾倒して行く。
フランスで行われたパリ万博(アール・デコ博)観覧し、
アール・デコ様式(*)に強い関心と理解を寄せるようになった。
(*)アール・デコ=Arts Décoratifの略で現代装飾美術・産業美術の事。
(アールデコ・博覧会のポスター(1925))
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/1f/8c721d9dc4b1569b0d3c424a782cfafc.jpg)
つまり、早い話が明治天皇の娘婿(義理の息子)だと言うこと。
自動車事故の療養でフランス滞在が長くなり、
奥様の允子妃殿下と共に、当時開かれたパリ万博のアール・デコに興味を持たれた。
どうしてここにアール・デコが出てくるかと言うと、
旧朝香宮邸には、このアール・デコ様式が、
至る所にちりばめられているからです。
アール・デコを念頭に
これから紹介する旧朝香宮邸をご覧いただきたいと思います。
主な部屋の内装設計には、フランス人装飾美術家アンリ・ラパンが起用されている。
また、昭和22年から29年までは吉田茂外相・首相公邸として使用され、
昭和30年から49年まで赤坂の迎賓館改装されるまで、
国賓・公賓のための迎賓館としての役目を果たした。
(旧朝香邸の外観・ベランダ側)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/77/6070e925636339ede273df9321f04245.jpg)
(旧朝香邸の正面玄関)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d9/be64e9bfb7056217008cecccbbaadaaa.jpg)
正面玄関の奥にガラスのレリーフがある。このレリーフは圧巻だ、胸を打つ。
このガラスのレリーフは、
フランス人ジュエリーデザイナー、ガラス工芸家ルネ・ラリックのデザインによる。
(正面入り口のガラスのレリーフ1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/fa/acbf3454bc8ad3e2b1b8b063ec2e7f73.jpg)
(正面入り口のガラスのレリーフ2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f9/332a7ba75c96ddd4f5f378ac63c3a88a.jpg)
(正面入り口のガラスのレリーフ3)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/16/ed10356ea41c5942fb46892e5fb78323.jpg)
ここでは室内に入らず、まず庭園を見ることにする。
まず目に入るのが左手に伸びる芝生の広場である。
入り口正面に置かれた彫刻ー男女が絡み合ったーが出迎えてくれる。
左手奥に伸びる芝生は春から夏にかけて緑に広がり、
その周りを深い木々が都会の喧騒を遮っている。
都営地下鉄 白金台駅から3分程度、JR目黒駅からも3分程度にある場所。
(男女の像)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/98/4306ec890871432d951211343291e08a.jpg)
(芝生の広場)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/c1/95a8ab6a57e89a82ae49d5a4dff8140e.jpg)
右手に向かうと茶室(光華)の案内がある。
そこには和風の茶室が並び夏でも涼しげなたたずまいだ。
案内に沿って進むと、ひなびた茶室の門があり入り口につながる。
茶室の正面はすり鉢状になって底の部分に池がある。
池の周りにはもみじの古木があり、
初夏には緑が、晩秋には紅葉が水面に映し出され美しいことが、
容易に想像される。
名残のもみじの落葉が回遊式泉水の周りに敷き詰められている。
(茶室/光華の案内)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/20/5368cb1b426b3b83c35dcecfe38b09e5.jpg)
(ひなびた茶室)
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(茶室への入り口の門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/59/9a00e1f49f05f5ccfc97256607126e7d.jpg)
(池に降りる道)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/8e/ccfbf63488c3934354c51e9608954f4d.jpg)
(池の周りの道を散策する観光客)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/a9/f6cdb400d3a34e1b0e948750d653f57a.jpg)
(池と周りの古木のもみじと石灯篭)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/89/7ac917ea5c89a70078701ba34c950c04.jpg)
(もみじの落ち葉と笹の葉)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/47/9901f645823a5aab6af5172c1633b63c.jpg)
池をめぐって歩き対岸へ出る。
ここから眺める景観も風情がある。
さらに進むと池にそそぐ滝に出会い、水は池に流れ落ちて行く。
(茶室の対岸から見た池1)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d5/a6de369507c6bacfaae355629b07de7f.jpg)
(茶室の対岸から見た池2)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/2f/df076e6d6a61bb7ed460a519e51c1a49.jpg)
(池にそそぐ滝)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/79/73a9d1c3129acf2a8fa3ccea2ddd222b.jpg)
(流れ落ちる水)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/05/fb2856af19c2b505991c1b11e82f3434.jpg)
これで建物の外側は見学できた。
この後は建物の中を見学したい。
入る時は気がつかなかったクリスマスツリーが点灯されていた。
(クリスマスツリー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/e1/c3a73d1a7dac5f2a9ce72807fca4a85d.jpg)
(つづく)