ぬくぬくと水ぬるむ日がきた。
散歩途中の池の水を覗いて居る子供が、
「あっ!オタマジャクシだ!」と奇声を上げる。
お父さんとお母さんらしき二人が寄って来て同じように池を覗き、
「ほんとだ!」
と一緒になってびっくりしている。お父さんが、
「大きいからもうじき足が生えてくるよ」と話すと、子供が、
「手が先に出るって、歌にあるよ」
お父さん一本取られた形。
(おたまじゃくしはかえるのこ)童謡
ところが、さすがお父さん
「一匹持って帰って、家で育ててみようか、
そうすれば解るよ、先に足が出てその後、手が出るのが」と言う。
子供は大喜びで、道具を取りに家に帰って行った。
そして子供は観察によって、足が先に出て、やがて、手が出ることを知るだろう。
そして歌の文句がすべて正しいとは限らないってことを知ることになるだろう。
その昔「天才バカボン」と言うアニメがテレビで放映されている頃、
ボクの小学生の長男が夢中になってこのアニメを見ていた。
そのアニメの主題歌に
〽お陽様は西から上がり・・・〽
と言うくだりがあった。それを長男は信じていた。
ある時、保護者会の日に、小学校で先生から、
「太陽はどっちから上がるか知って居る人?」
と言う質問があって、子供たちはいっせいに手を挙げた。
はからずも長男もその中の一人で、先生から
「ハイ!それではH君!」
長男は意気揚々と
「西からです。」
と元気に、そして自信たっぷりに答えた。
教室中は大勢の保護者も一緒になって、
どっと爆笑が上がったのは言うまでもない。
家に帰ってきたボクに、カミさんが恥ずかしかったと、
この話をしてくれた。
しかし長男は、この件で歌の文句はすべて正しいのではないことを知った。
そして西の方向は、どちらであるかを知ることにもなった。
勉強とは「知らなかったことさえ知らなかったことを知ること」であるから、
ボクはこれで良かったと思って居る。
さて皆さん、「西の方向を説明できますか?」
国語辞書でその良しあしを知るには「西」を引いて見ることと言われる。
「西」をきちんと説明できている国語辞書がベストだと言う。
散歩途中の池の水を覗いて居る子供が、
「あっ!オタマジャクシだ!」と奇声を上げる。
お父さんとお母さんらしき二人が寄って来て同じように池を覗き、
「ほんとだ!」
と一緒になってびっくりしている。お父さんが、
「大きいからもうじき足が生えてくるよ」と話すと、子供が、
「手が先に出るって、歌にあるよ」
お父さん一本取られた形。
(おたまじゃくしはかえるのこ)童謡
ところが、さすがお父さん
「一匹持って帰って、家で育ててみようか、
そうすれば解るよ、先に足が出てその後、手が出るのが」と言う。
子供は大喜びで、道具を取りに家に帰って行った。
そして子供は観察によって、足が先に出て、やがて、手が出ることを知るだろう。
そして歌の文句がすべて正しいとは限らないってことを知ることになるだろう。
その昔「天才バカボン」と言うアニメがテレビで放映されている頃、
ボクの小学生の長男が夢中になってこのアニメを見ていた。
そのアニメの主題歌に
〽お陽様は西から上がり・・・〽
と言うくだりがあった。それを長男は信じていた。
ある時、保護者会の日に、小学校で先生から、
「太陽はどっちから上がるか知って居る人?」
と言う質問があって、子供たちはいっせいに手を挙げた。
はからずも長男もその中の一人で、先生から
「ハイ!それではH君!」
長男は意気揚々と
「西からです。」
と元気に、そして自信たっぷりに答えた。
教室中は大勢の保護者も一緒になって、
どっと爆笑が上がったのは言うまでもない。
家に帰ってきたボクに、カミさんが恥ずかしかったと、
この話をしてくれた。
しかし長男は、この件で歌の文句はすべて正しいのではないことを知った。
そして西の方向は、どちらであるかを知ることにもなった。
勉強とは「知らなかったことさえ知らなかったことを知ること」であるから、
ボクはこれで良かったと思って居る。
さて皆さん、「西の方向を説明できますか?」
国語辞書でその良しあしを知るには「西」を引いて見ることと言われる。
「西」をきちんと説明できている国語辞書がベストだと言う。