上野の国立西洋美術館の前庭には、ロダンの彫刻が並んでいる。
今年は気温が高いせいもあり、前庭の梅の木も満開だ。
その横にロダンの「考える人」の彫刻がある。
(梅の木とロダンの「考える人」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/3f/ed7d7bf969ad4f14e2cd6631d1bfa4da.jpg)
「考える人」の彫刻は何回も見ているが、
梅の木を見ながら、そう言えば考える人の表情を見たことが無かった。
それはボクだけのことかもしれない。
「考える人」は、手に顎を乗せうずくまった格好で、
沈思黙考している男性像が見事で、有名だとばかり思って、
全体像は見ても、細部をまじまじと見たことが無かった。
顔はどんな顔で、手の平はどんな形で顎を乗せているのか、
今回まじまじと見てしまった。
ボクが考えるときは、手の平に顎を乗せるのであるが、
彫刻は、手の甲に顎を乗せている。
そして顔は、ボクなら焦点の定まらない目で、
茫然としているに違いないが、
ロダンの彫刻は、下から写真を撮るボクをじっと見つめているのだ。
(「考える人」の手と顔)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/37/b8f3e67b95a090a9f27a75de26388aa5.jpg)
髪の毛はどうだとか耳はどうだとかいろいろ眺めてしまった。
他に「地獄の門」「アダム」「エヴァ」の像もある。
アダムとイヴは実物を描写した訳ではなく、
人間の生身を描写したものであろうが、
実に忠実に細部にわたって見事に彫刻されている。
聖書によれば、神は最初に「アダム」を造り、
アダムのあばらを一本抜いて「イヴ」を造った。
エデンの園で二人は何不自由なく暮らしたが、
ある日、神が「決して食べてはならない」と云った禁断の木の実を、
悪魔にそそのかされて「イヴ」が最初に食べ、
「イヴ」に進められてが「アダム」が次に食べた。
これを知った神は、二人に罰を与えた。
女は永遠に子供を産む苦しみを、
男には永遠に働く苦しみを与えた。
以来、全裸で過ごしていた二人は前を隠すようになった。
その話をロダンも知っていたに違いない。
エデンの園で生活していた二人を想像し、
前も隠さないでその像を造っている。
これ等は、上野の国立西洋美術館の前庭にあるので無料で見学できる。
(地獄の門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/fe/1161912e496ee22beffa2bcbb8af5143.jpg)
(アダム)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/52/268debbab338471407fdb5a1272b06b1.jpg)
(エヴァ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/23/7f2c41e3b443e8fb07158db517ff10dc.jpg)
上野公園から帰る途中にカエルの噴水を見つけた。
カエルと(帰る)を洒落たわけでもないだろうが、
ずいぶんとぼけた顔で水を吐き出している。
(かえる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/63/769c7a78f95db13a9b2927f50dd8f67a.jpg)
今年は気温が高いせいもあり、前庭の梅の木も満開だ。
その横にロダンの「考える人」の彫刻がある。
(梅の木とロダンの「考える人」)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/3f/ed7d7bf969ad4f14e2cd6631d1bfa4da.jpg)
「考える人」の彫刻は何回も見ているが、
梅の木を見ながら、そう言えば考える人の表情を見たことが無かった。
それはボクだけのことかもしれない。
「考える人」は、手に顎を乗せうずくまった格好で、
沈思黙考している男性像が見事で、有名だとばかり思って、
全体像は見ても、細部をまじまじと見たことが無かった。
顔はどんな顔で、手の平はどんな形で顎を乗せているのか、
今回まじまじと見てしまった。
ボクが考えるときは、手の平に顎を乗せるのであるが、
彫刻は、手の甲に顎を乗せている。
そして顔は、ボクなら焦点の定まらない目で、
茫然としているに違いないが、
ロダンの彫刻は、下から写真を撮るボクをじっと見つめているのだ。
(「考える人」の手と顔)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/37/b8f3e67b95a090a9f27a75de26388aa5.jpg)
髪の毛はどうだとか耳はどうだとかいろいろ眺めてしまった。
他に「地獄の門」「アダム」「エヴァ」の像もある。
アダムとイヴは実物を描写した訳ではなく、
人間の生身を描写したものであろうが、
実に忠実に細部にわたって見事に彫刻されている。
聖書によれば、神は最初に「アダム」を造り、
アダムのあばらを一本抜いて「イヴ」を造った。
エデンの園で二人は何不自由なく暮らしたが、
ある日、神が「決して食べてはならない」と云った禁断の木の実を、
悪魔にそそのかされて「イヴ」が最初に食べ、
「イヴ」に進められてが「アダム」が次に食べた。
これを知った神は、二人に罰を与えた。
女は永遠に子供を産む苦しみを、
男には永遠に働く苦しみを与えた。
以来、全裸で過ごしていた二人は前を隠すようになった。
その話をロダンも知っていたに違いない。
エデンの園で生活していた二人を想像し、
前も隠さないでその像を造っている。
これ等は、上野の国立西洋美術館の前庭にあるので無料で見学できる。
(地獄の門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/fe/1161912e496ee22beffa2bcbb8af5143.jpg)
(アダム)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/52/268debbab338471407fdb5a1272b06b1.jpg)
(エヴァ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/23/7f2c41e3b443e8fb07158db517ff10dc.jpg)
上野公園から帰る途中にカエルの噴水を見つけた。
カエルと(帰る)を洒落たわけでもないだろうが、
ずいぶんとぼけた顔で水を吐き出している。
(かえる)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/63/769c7a78f95db13a9b2927f50dd8f67a.jpg)
>「考える人」は、手に顎を乗せうずくまった格好で、
沈思黙考している男性像が見事で、有名だとばかり思って、
全体像は見ても、細部をまじまじと見たことが無かった。
中学の修学旅行で見ましたが、まるで覚えていません。
外国人は物を考える時、顎を手の甲で支えるんですかね?(笑)
>アダムのあばらを一本抜いて「イヴ」を造った。
聖書って、男目線で書かれているんですね。
日本は天照大神を奉っているということは、本来日本人の方が女性を大切にしていたのでは。(笑)
>ずいぶんとぼけた顔で水を吐き出している。
美術館巡りで疲れた頭が癒されますね。(笑)
(かえる)
でも同じのが京都国立博物館の前にも置かれている?
どちらも本物なんだろうけど、詳しく比べてないけど
全く同じ形状に見えるんだけど。
そのへんの経緯をご存じなら教えてくださいね。
>観た人が驚くような富士山の写真を撮るのはなかなか難しいですね。
おなじ場所界隈ですから、意外性を見出すのは時の運になります。
いい加減に見てしまうのでしょうね。
この時、美術館で展示されていたのは、紀元前6000年の「黄金伝説」展でしたが、
有料だったせいか、2時間半かかって、まじまじと見てしまいました。
自分の卑しさに啞然としました。
もともとロダンの「考える人」は銅像として鋳造した職人が名付けたのだそうですから・・・
>波打つビルは誰の設計でしたっけ、黒川紀章さん?でしたか?
よくご存知でした。調べると六本木にある国立新美術館の設計は黒川紀章さんでした。