そうなんだ。

外国語で知ったこと。

ファスナー   英語

2013-09-06 13:00:00 | 日記
昨夕は友人のお父様のお通夜に参列しました。
御冥福をお祈り致します。

夏の暑い時期用に、何年も前に用意しておいた半袖喪服スーツを
クローゼットから取りだしました。
スカートのスリット部分には、しつけ糸がついたままです。

「ねっ。 こういう時の為に用意しておけば、慌てないのよ」

ほどなく、鏡の前の訳知り顔が、愕然とした表情に変わります。
スカートのチャックが途中で上がらないのです。
故障ではありません。 私の体型の変化が原因です。
そこそこの値札を付けたままの礼服が、一度もデビューすることなく
引退が決まった瞬間です。
ウエストカギホックが留まらないだけなら、手はあります。
ジッパーが途中で上らない。 この先、どれだけヒップを絞らなきゃ
ならないのかと問えば、答えは “無理” でしょう。

チャック、ジッパー、ファスナー?

特に区別するこなく、3種類の単語を使っています。
これら “開閉可能な留め具” のうち、“ジッパー” と “チャック”
は元々登録商標でした。
宅配便を全て、ヤマト運輸の登録商標である “宅急便” と呼んでいるのと
同じ様な使われ方です。

「fastener」(ファスナー)・・・留め(締め)金具・ファスナー・ジッパー・チャック

「er」を除いた「fasten」(ファスン)という動詞は
添乗員時代に飛行機内でよく耳にした英語です。

「レディス アン ジェントルメン, プリーズ ファスン ユア シートベルト.
サンキュー.」

“紳士淑女の皆さま、シートベルトをお締め下さい”

あの「ファスン」に「er」が付いて、 “ファスナー” だったんですね。

結局、サイズが大きくて眠っていた、頂き物の七分袖の礼服ワンピース
は優しくヒップを包んでくれるので、それを着ました。

予期せず突然のデビューとなった、この礼服ワンピースですが
今後の活躍が期待されます。


コメント (4)
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