そうなんだ。

外国語で知ったこと。

プルーデンス   英語

2013-09-30 13:00:00 | 語学
小学校高学年の頃、 

「私達は、親友だね」
「うん、親友だよ」

私と互いに認め合う “カズエ” という名の同級生女子がいました。
いつもお互いの家に入り浸っていた記憶があります。
彼女の部屋には、たくさんの本があり、読書家と推測できました。
物知りな点も彼女を好きだった要因かもしれません。
ただ、後の進学先から思うに、その知識量は学力には結びついて
いなかったかも・・・。

カズエは猫を飼っていて、とても可愛がっていました。
彼女が名付けていた猫の名は、愛称 が “プル” で、 正式名は

“プルーデンス”

この洋名ゆえに、当時の私はカズエの猫にも一目置いてました。
もちろん、どうい意味なのか知りたくて何度も尋ねています。

カ 「その意味は私だけの秘密。 でも、ヒントは英語」

子供だった私は怒りません。 教えて貰えない事を残念がるだけで、
他の誰かに聞くとか、自分で調べることもしませんでした。

中学へ進学後は、一緒に遊ぶ時間は無くなり、“親友”と呼べるほどの
付き合いもなくなりました。 それでも、校内の廊下ですれ違った際、

私 「今日はアレでお腹が痛い」

と挨拶代わりに言った私に、

カ 「わー、けがれた身体で私に近づくな」

シッ、シッという身ぶりつきで思いもよらぬ返答。
何かの本にでもハマって、そういう事を言っているのだろうと笑えましたが、 
彼女の面白さを理解し、引き出す中学生があまりいなかったのでしょうか。
カズエは段々と目立たない存在になっていったようです。
同じクラスではなかった上に、一学年9クラスもあったので、彼女が
“誰だっけ” 
と言われる側になっていたことに、卒業するまで気が付きませんでした。

それぞれの高校に進んで以降、音信は途絶えてしまい、現在に至ります。

ようやくこの年齢になって、プルーデンスの意味を調べてみようと
思い立ちました。

「prudence」(プルーデンス)・・・慎重さ・用心深さ・分別

秘密だった猫の名前の意味は、これでした。
飼い猫の性格から、プルーデンスと名付けたのでしょうか?
まさか、自分はそうあろう、という心掛けのようなものではないですよねぇ。
小学生が思い付くにしては、かなり高度な名前でした。

少々、変わっていて、物知りだった女の子・・・。
どんな恋をして、何の仕事をして、
今はどういう感じの大人になっているのでしょうねぇ。

元気にしている? 元シン(もと、親友)!





コメント (6)
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