そうなんだ。

外国語で知ったこと。

マロン    フランス語

2013-10-11 13:00:00 | グルメ
栗は、その辺で実をつけているわりに、一たびツルンと剥いてあると
高級感があります。
プレーンのどら焼きと栗入りどら焼きを勧められたら、 迷わず
栗入りのどら焼きを選びます。
御赤飯と栗入り赤飯も、栗入りを選びます。
秋メニューとして抹茶パフェに栗が飾られると、別腹が要求します。

洋風メニューでは、栗はマロンと呼ばれます。
マロンは英語ではありません。 なぜなら、英語で栗は

「chestnut」(チェストナッツ)・・・栗

マロンはフランス語なのですが、 栗を和仏辞典で引くと

「chataigne」(シャテーニュ)・・・栗

と出て来て、“「marron」(マロン)とも言う” と注意書き
があります。 なんだか、もったいぶっていますけど、
栗はマロンじゃないの?

プルーンは、プルニエの実。
フランボワーズ(ラズベリー)は、フランボワズィエの実。
シャテーニュ(栗)は栗の木 「chataignier」(シャテニエ)の実。

語尾に(ィエ)が付くフランス語単語の 《実と木の呼び方の関係》 から
考えるに、マロンはマロニエの実ということになり、実際そうなのです。

マロニエは日本語では、“トチノキ” 。
写真で見たところ、実を包む殻はそこまでトゲトゲではありませんし、
似てますが栗ではありません。 
マロンは 「marronnier」(マロニエ)の実ですかぁ。

マロニエ・・・。 パリのシャンゼリゼ通りはマロニエの並木道になっています。
マロニエ通り・・・。 銀座にもあります。
なんだか、オシャレな街路樹が並ぶ通りのイメージが浮かんできます。

実に、日本同様にフランスでも、焼いたり甘く煮たりしたシャテーニュ(栗)を、
“マロン”と呼んでいます。

フランスの八百屋さんにはシャンテーニュとマロンと両方売っていて、
私達が言うところの栗が欲しいなら、シャンテーニュを買うようにとのことです。
マロニエの実であるマロンは、美味しくないそうです。

まぁ~、この先フランスの八百屋で “生の栗” を買う事もないでしょうけど、
念のため・・・。
マロンじゃない方ですよ~。









コメント (4)
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