そうなんだ。

外国語で知ったこと。

自立   英語

2014-01-31 13:00:00 | 読書
「ブックオフで安くなったら読んでみたい」 と老母から
頼まれていた本を見つけました。
渡辺淳一著 『孤舟』(こしゅう) です。  まず私が読みました。 

渡辺淳一といえば、 『失楽園』 が有名ですが
今回は全くタイプが違います。

大手広告代理店の役員まで務めた男性が、60歳を前に用意された
関連会社の社長ポストに不服で、「冗談じゃない!」 と、
尻をまくって定年退職します。 “自由にできる時間をようやく手に
入れた。 今まで忙しくて家にいてやれなかった分、一緒にいれる時間
を妻は喜ぶはず” と思っていたものの・・・。

待ち望んでいた自由な時間は、間もなく持て余す時間となり
妻の体調がおもわしくないのは、 どうやら 
『主人在宅ストレス症候群』

夫も気の毒だけど、どうしても妻の立場で読みます。
主人公である男性は家事をまったくしません。
家にいられて、3度3度の食事を待たれては、
この奥さんじゃなくても憂鬱になりますよね。

「わぁ~、やだやだ」 とか 「別れりゃいいのに」

などど言いながら、あっという間に読み終わりました。

この本に出て来る団塊の世代の夫婦を最後に、こういうケースは
減るのではないでしょうか。
現在専業主婦は少なくなり、共働きが多くなっているからです。
稼ぎと家事を合意の上で分担していた時代もいいでしょう。
しかし、状態に応じて線引きを変えないと不満もでます。

まぁ、そこだけではないですね。
恋をしたての頃ならともかく、今更ず~っと一緒にいて、元気で暇を
持て余している人の身の回りの世話を、一方的にすることに
喜びを感じるはずが・・・。
まして、自分の人生の残りも少なくなっている時期です。

このパターンで、他人になる選択肢を浮かべるのも女性側のようです。
若い人に流行りの “シェアハウス” 的感覚を取り入れて暮らすのも
一つのスタイルかもしれませんね。

なにがあっても慌てない様、 定年の年から逆算して
女性は経済的自立・男性は生活的自立の対策を立てたいものです。

「economic independence」(エコノミック インディペンデンス)
       ・・・経済的自立

「independence」(インディペンデンス)・・・自立・独立

聞き覚えのある 「independence Day」(インディペンデンス デイ)
は、“独立記念日”です。




コメント (4)
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