そうなんだ。

外国語で知ったこと。

鈍感力   英語

2014-05-07 13:00:00 | 読書
5月3日~6日、近所のブックオフでは “書籍全品20%オフ” 
だったので5日に覗きに行きました。
端から端までゆっくり眺め、馴染みある作家の本4冊を選びました。

ハードボイルドから中国歴史物作家に転向した北方謙三著
『史記 第1巻』。 現在第7巻まで出版されているようです。

歴史小説家・杉本苑子著 『かげろふ日記』。 平安時代の
日記を現代語で再現しているそうです。

もと外科医だった渡辺淳一著 『幻覚』 と 『鈍感力』。
前者が小説で後者はエッセイです。

北方氏と杉本氏の著作は数えきれないほど読んでいるのですが、
渡辺氏の著作は『孤舟』一冊しかありません。
この日に限って何故か彼の本を2冊も選んでいたのです。

その晩のニュースを観て驚きました。
渡辺淳一さん死去のニュースだったからです。
不思議なことがあるものです。 これは偶然なのでしょうか。
はたまた、読書好きの私に何かが働きかけたのでしょうか?

追悼の意味を込めて、話題作と言われた『鈍感力』を一気に
読みました。 表紙に英語でもタイトルが書かれています。

鈍感力・・・「The Power of Insensitivity」

「insensitivity」(インセンセテヴィティ)・・・鈍感・無神経

「sensitivity」(センセティヴィティ)・・・感度・感受性 


人間いかに鈍感であるかで、元気で長生きし、仕事に
おいても成功するという話を医学的な見地を交えて、
書いてあります。 

“ふ~ん、それでいいんだ・・・”

とうれしく思った個所があります。

  才能のある人のまわりには、必ず褒める人がいて
  次にその本人が、その褒め言葉に簡単にのる、
  この 「図にのる、調子のよさ」 は
  いわゆる、はしたないことではなく、その人を大きく
  未来に向かって羽ばたかせる原動力となるのです。

この「図にのる、調子よさ」を、私も持っているようなので
成功しちゃう?  と喜んだわけです。
さらに続きます。
 
  鈍感力を養うには 「図にのる」 ということも必要です。
  別の言葉でいうと 「いい気になる」 ということです。

身も蓋もないような言い方ですが・・・。
小泉元首相もかなり共感していたようです。
元お医者さんのエッセイだけあって、説得力があり
エッセイでもベストセラーになっただけのことはあります。

続けて 『幻覚』 も読み始め、夢中になっているところです。 
しばらくは作品を楽しむことで、
ご冥福をお祈りしたいと思います。



コメント (4)
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