菖蒲の季節というわけで藤井寺市にある津堂城山古墳を見学に行ってきました。津堂城山古墳は藤井寺市、羽曳野市にまたがる古市古墳群の中で大王級の古墳としては一番最初に築かれたといわれる古墳です。
墳丘長208m、前方部幅121m、後円部径128mで2重濠をもつ前方後円墳です。航空写真を見ると見事に2重濠の後が見て取れます。後円部の一部は、陵墓参考地になっており、柵が廻らされていて立ち入ることは困難な状態になっています。また後円部の麓に八幡神社がありました。(後で知った話ですが、明治時代にこの古墳が発掘され、その時に見つけられた石槨の天井石が神社の標石に利用されているそうです。全然気付かなかったなあ。)
古墳の墳丘も立ち入ることができるので、ふうふう言いながら登りました。中世に城郭として利用されたためか形はかなり崩れています。ただ墳丘の大木が古墳の古さを偲ばせます。
道に面している濠の跡に菖蒲が植えられていて、見事に花を咲かせてました。そして後円部の方にガイダンス施設がありましたが、当日はお休みでした。(残念でした。)
帰りしなに雄略天皇陵のそばを通って帰りました。江戸時代に円墳に周辺の塚をくっつけて前方後円墳に見せかけた陵墓だそうです。
最近、こういう地域を代表するような古墳を整備して、ガイダンス施設を作っている所が増えているけど、文科省では補助金かなんかつけてるんでしょうか。
(追記)津堂城山古墳は、仲哀天皇もしくは允恭天皇の陵墓参考地だそうです。それもなんかおかしい。
素敵なページですね。また訪問させていただきます。
ブログを拝見しました。古典にもお詳しいようですね。勉強になりました。
古代史はよくわからないので、いろいろご教示ください。