鍋塚古墳から南へ歩いていくと、兵家という地名のついた新興住宅地がある。住宅街のはずれの田園地帯の中に、芝塚1号墳の姿がそれとなしに見えるのだが、まずは住宅地の中を通って山の麓にあるはずの丸子山古墳を探してみる。
住宅地の中、山と接するあたりを行ったり来たりしてみるが、住宅しかなく古墳らしき姿が見えない。
何度か行ったり来たりしているうちにちょうど家を建築している所の裏に古墳らしきものが発見。
よく観察してみると貼石らしきものの姿も確認できた。これが丸子山古墳かあと眺めてながら古墳にアクセスする道を探していると、突然、ややこしい感じのおっちゃんに「何をしてねん」と野太い声をかけられた。おっちゃんは、建設現場の監督者のようで、どうやら家を偵察に来たのか何かと勘違いしたらしい。
いや、怪しいものではない。古墳を探しているだけと写した写真を見せて説明をしたところ、理解のでけへんことやってんなあという感じで解放となった。
確かに冷静になって考えてみると、たまたまではあるが、家の方に向かった写真を撮りまくっていたのだから、何か変な奴に見られても仕方ないかなあ。
そんなわけで、一旦丸子山古墳からは退却することにした。ちなみに丸子山古墳は、兵家8号墳とも呼ばれ、兵家古墳群に属する古墳で、径34m、高さ9mの円墳である。二段築造かな段築がなされているような感じである。ちなみに兵家古墳群は、15基ほどあったらしいが、現在は、この丸子山古墳とこの古墳の北に兵家7号墳が残っているぐらいである。
古墳は、きれいに草とかかられて管理されているような感じではあるのだが、どこをどういったらいいのだかわからぬまま。(Googleマップを見ると、7号墳の方角からアクセスできそうだ。)
おっちゃんに怒られてもあかんので早々に退却をして、後ろ髪を引かれるものの先ほど目をつけた芝塚1号墳に向かうことにしよう。
【地図リンク】
丸子山古墳
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