秋晴れの京都、西京極陸上競技場。2万人を超える大観衆の注目する中、60周年を迎える甲子園ボウルの出場権を賭けて、立命館、関学の大一番が始まろうとしていた。下馬評は、圧倒的関学有利。ただ、ここ何試合か調子を落としているように見える、ここら辺りに勝機を見出せるかもと思いつつ、第1試合 京大VS関大から観戦することにした。既にほとんどの席は埋まっていたが、友人が席を取っていたこともあり、京大の応援席のそばに席を確保することが出来た。試合は京大がFGで3点先制するも、圧倒的な関大ペースで進み、終わってしまえば、京大は、先制のFGの3点のみ、24-3で関大に敗れた。この試合、関大に全く歯が立たないように見えた。そばで見ていたギャングファンのおじさんも京大のふがいなさを嘆いておられました。(あの95年の京大ー立命の話しもしておられました。)京大の部員もすごく減っていました。頑張れ京大、ここで踏ん張らないと三強からこぼれ落ちてしまうぞ。京大が2連覇した時代から、アメフトを観戦している私としてはあのとんでもなくごっつかった京大が復活してくることを切に願っています。
第1試合終了後、会場は大混乱。応援団もなかなかは入れなかったようだ。ただでさえ混雑している中、入り口を1箇所しかなかったものだから、混乱もおこると思う。誰一人場内整理もしていなかったし、協会の怠慢を感じました。
試合は予定通り13時40分開始された。立命、関学それぞれの夢を乗せ、関学の小笠原のキックオフで試合は始まる。いきなり#11前田へのハードヒット。試合が盛り上がっていくことを予感させた。そしてわれわれをひきつけたのは前田へのパスが決まり、残り1、2ヤードからのセカンドダウン、ラインが開けた隙間から見たことのない背番号の選手が飛び出してくる、あっという間に10数ヤード走ってダウン更新。場内も秘密兵器登場に騒然とする中、佃のランも飛び出し、さらにダウン更新するも、攻めきれず攻撃権は関学へ。その後関学の方が有利なポジションで試合は進む。立命はいつもゴールラインを背にして攻撃を開始していた。が第1Q途中から関学はちょっと攻め切れていない様子。パスもランも最初の頃ほど調子よく出なくなってきていた、その後タイムアウトも多用し、攻守ともに混乱してテンションが下がってきているように感じた。ちょっとずつ立命に流れが傾いていくそんな感じがしていたのも事実である。
そして第2Q池野のキープランを出し始め、佃のラン等を絡め、敵陣に入ったところで、池野が自らのランでダウン更新をした後、ハードヒットを受け、退場。以後3回生渋井が攻撃を指揮する。その後も佃、前田のランが通り、ゴール前10ヤードから#22佃が走りこんでTD、立命が先制点をあげる。TFPも決まって7-0とリードして前半を折り返す。前半を見る限り、立命の方がモメンタムをつかんだ感があった。関学の方はオフェンスが手詰まり状態であったが、それをどう打開していくのかというところが注目であったと思う。
後半は関学からの攻撃。最初の攻撃で、出原のキープなどで30ヤード付近まで攻め込み、小笠原のFGで3点を取り、7-3とする。
その後、第3Q終了間際から立命の攻撃が進み、第4Qに入っても松森、佃のランに加えQB渋井のランも決まり関学のゴール前まで攻め込むも、関学が踏ん張り、FGで3点を追加。10-3となる。残り10分ほどとなる。この辺りから私の周りでは、引き分けはあっても負けはしないのではないかという気分にはなっていた。しかし関学の粘りの前に一笑に付されることになる。
次のプレーで関学にビックプレーがうまれる。#81榊原のビックリターンでなんとゴール前25ヤードまで攻め込まれる。しかしそこから立命をよく踏ん張ったが、結局出原のスニークで押し込まれ、10-9。ここで関学は2ポイントコンバージョンを選択。一気に勝ち越しを狙うも、三浦へのパスが失敗。10-9のまま、次のシリーズ。
渋井のランから始まり、秘密兵器松森のランで敵陣に攻め込み、最後は阿南へのパスが決まりTD、TFPも決まって17-9と点差が開く。今シーズンの課題だったゴール前のパスプレーがこの大一番で決まった。関学に傾きそうなモメンタムを再び引き寄せる。のこり6分、関学はここで最後の粘りを見せる。ショートパスとランプレーを絡めながら敵陣に攻め込む。ゴール前で立命ディフェンス陣も踏ん張るも最後はRB辻野が飛び込みTD。17-15残り時間はわずか。この間、プレーごとに時計を気にしながら観戦。関学の攻撃をダウン更新させなければ、立命の勝利という状況であったが・・・。
いよいよ残り十数秒、関学は同点を狙って、2ポイントを選択。関学は出原のキープで攻め込むも、残り1ヤードでタックルを受け、ゴールを割ることは出来なかった。この瞬間観客は総立ち、一瞬頭の血管が切れるかと思いました。それぐらい興奮!しかしまだプレーが続いていた。関学はオンサイドキックを試み、ボールの獲得を狙うも、立命がこれを押さえた。渋井のニーダウンの後、時計は進み、カウントダウンの中、立命の勝利、関西リーグ4連覇を達成した瞬間であった。
この試合、立命としてはベンチワークも含めた全員の勝利だったような気がします。とにかく関学を振り回しての勝利、しかも実力的には劣勢を伝えられていた中での勝利というところがすばらしいと思う。その中でも1年生松森君の活躍は素晴らしいかったです。なんとこの試合で112ヤード獲得したそうです。(この試合だけで言うならMVP的な活躍でした。)今回は徹底したランプレーを選択。打ち合いになれば関学の方が有利という考えからこの作戦なんでしょうか。ロースコアに持ち込んで、少ないチャンスを確実にとるという感じを受けました。試合全体も非常にスピーディーでした。
ディフェンスも大活躍。DLが何回もQB出原に襲い掛かっていくシーンがありましたし、DBもインターセプトを連発していました。今シーズン、第一戦同志社の永富にガンガン走られていたので、今年は?と思っていたのですが、最後の最後で最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。
前節関大戦で苦戦したことがよかったのかなと思ったりします。そういえば関大戦で、最後池野がロングパスを連発してましたが、この関学にパスプレーを印象付けさせるためのものだったようなというのは読みすぎか?
とにかくこの一戦も最後の最後までわからない試合でしたが、立命にとっては会心の勝利だったような気がします。
毎年のように素晴らしい試合を見せてくれる両チームの選手、スタッフそして応援団、チアーリーダーの方々に感謝します。本当に目頭の熱くなるいい試合でした。そして今年は開幕戦からほとんどの試合を観戦でき、チームがどんどん強くなるのが実感できた1年でした。本当にありがとうございました。
東野君の出現から、見始めたアメフト。ここ数年どんどんはまっていってます。
甲子園ボウルも当然観戦に行きたいと思います。
第1試合終了後、会場は大混乱。応援団もなかなかは入れなかったようだ。ただでさえ混雑している中、入り口を1箇所しかなかったものだから、混乱もおこると思う。誰一人場内整理もしていなかったし、協会の怠慢を感じました。
試合は予定通り13時40分開始された。立命、関学それぞれの夢を乗せ、関学の小笠原のキックオフで試合は始まる。いきなり#11前田へのハードヒット。試合が盛り上がっていくことを予感させた。そしてわれわれをひきつけたのは前田へのパスが決まり、残り1、2ヤードからのセカンドダウン、ラインが開けた隙間から見たことのない背番号の選手が飛び出してくる、あっという間に10数ヤード走ってダウン更新。場内も秘密兵器登場に騒然とする中、佃のランも飛び出し、さらにダウン更新するも、攻めきれず攻撃権は関学へ。その後関学の方が有利なポジションで試合は進む。立命はいつもゴールラインを背にして攻撃を開始していた。が第1Q途中から関学はちょっと攻め切れていない様子。パスもランも最初の頃ほど調子よく出なくなってきていた、その後タイムアウトも多用し、攻守ともに混乱してテンションが下がってきているように感じた。ちょっとずつ立命に流れが傾いていくそんな感じがしていたのも事実である。
そして第2Q池野のキープランを出し始め、佃のラン等を絡め、敵陣に入ったところで、池野が自らのランでダウン更新をした後、ハードヒットを受け、退場。以後3回生渋井が攻撃を指揮する。その後も佃、前田のランが通り、ゴール前10ヤードから#22佃が走りこんでTD、立命が先制点をあげる。TFPも決まって7-0とリードして前半を折り返す。前半を見る限り、立命の方がモメンタムをつかんだ感があった。関学の方はオフェンスが手詰まり状態であったが、それをどう打開していくのかというところが注目であったと思う。
後半は関学からの攻撃。最初の攻撃で、出原のキープなどで30ヤード付近まで攻め込み、小笠原のFGで3点を取り、7-3とする。
その後、第3Q終了間際から立命の攻撃が進み、第4Qに入っても松森、佃のランに加えQB渋井のランも決まり関学のゴール前まで攻め込むも、関学が踏ん張り、FGで3点を追加。10-3となる。残り10分ほどとなる。この辺りから私の周りでは、引き分けはあっても負けはしないのではないかという気分にはなっていた。しかし関学の粘りの前に一笑に付されることになる。
次のプレーで関学にビックプレーがうまれる。#81榊原のビックリターンでなんとゴール前25ヤードまで攻め込まれる。しかしそこから立命をよく踏ん張ったが、結局出原のスニークで押し込まれ、10-9。ここで関学は2ポイントコンバージョンを選択。一気に勝ち越しを狙うも、三浦へのパスが失敗。10-9のまま、次のシリーズ。
渋井のランから始まり、秘密兵器松森のランで敵陣に攻め込み、最後は阿南へのパスが決まりTD、TFPも決まって17-9と点差が開く。今シーズンの課題だったゴール前のパスプレーがこの大一番で決まった。関学に傾きそうなモメンタムを再び引き寄せる。のこり6分、関学はここで最後の粘りを見せる。ショートパスとランプレーを絡めながら敵陣に攻め込む。ゴール前で立命ディフェンス陣も踏ん張るも最後はRB辻野が飛び込みTD。17-15残り時間はわずか。この間、プレーごとに時計を気にしながら観戦。関学の攻撃をダウン更新させなければ、立命の勝利という状況であったが・・・。
いよいよ残り十数秒、関学は同点を狙って、2ポイントを選択。関学は出原のキープで攻め込むも、残り1ヤードでタックルを受け、ゴールを割ることは出来なかった。この瞬間観客は総立ち、一瞬頭の血管が切れるかと思いました。それぐらい興奮!しかしまだプレーが続いていた。関学はオンサイドキックを試み、ボールの獲得を狙うも、立命がこれを押さえた。渋井のニーダウンの後、時計は進み、カウントダウンの中、立命の勝利、関西リーグ4連覇を達成した瞬間であった。
この試合、立命としてはベンチワークも含めた全員の勝利だったような気がします。とにかく関学を振り回しての勝利、しかも実力的には劣勢を伝えられていた中での勝利というところがすばらしいと思う。その中でも1年生松森君の活躍は素晴らしいかったです。なんとこの試合で112ヤード獲得したそうです。(この試合だけで言うならMVP的な活躍でした。)今回は徹底したランプレーを選択。打ち合いになれば関学の方が有利という考えからこの作戦なんでしょうか。ロースコアに持ち込んで、少ないチャンスを確実にとるという感じを受けました。試合全体も非常にスピーディーでした。
ディフェンスも大活躍。DLが何回もQB出原に襲い掛かっていくシーンがありましたし、DBもインターセプトを連発していました。今シーズン、第一戦同志社の永富にガンガン走られていたので、今年は?と思っていたのですが、最後の最後で最高のパフォーマンスを見せてくれたと思います。
前節関大戦で苦戦したことがよかったのかなと思ったりします。そういえば関大戦で、最後池野がロングパスを連発してましたが、この関学にパスプレーを印象付けさせるためのものだったようなというのは読みすぎか?
とにかくこの一戦も最後の最後までわからない試合でしたが、立命にとっては会心の勝利だったような気がします。
毎年のように素晴らしい試合を見せてくれる両チームの選手、スタッフそして応援団、チアーリーダーの方々に感謝します。本当に目頭の熱くなるいい試合でした。そして今年は開幕戦からほとんどの試合を観戦でき、チームがどんどん強くなるのが実感できた1年でした。本当にありがとうございました。
東野君の出現から、見始めたアメフト。ここ数年どんどんはまっていってます。
甲子園ボウルも当然観戦に行きたいと思います。