連載40年、ついに「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が連載を終了する日が来た。
本当に久しぶりに少年ジャンプを買ったよ。売り切れる前に、朝、速攻でコンビニへ買いに行ったよ。
こち亀が連載は始まったのは昭和51年、1976年のことである。この年は、ロッキード事件が発覚した年でもある。そういや、初期のこち亀には、ときどき政治家や公務員の不祥事がネタになっているところがある。ちなみに、ピンクレディーもこの年デビューである。
こち亀が始まった時の少年ジャンプは、あんまり売れていなかったような気がする。この時は、少年チャンピオンの勢いがすごい時で、「ブラックジャック」に始まり、G「がきデカ」「ドカベン」「マカロニほうれん荘」など人気漫画が目白押しで、まず、買うのは少年チャンピオンだった。少年ジャンプの方は、こち亀が始まってから、小林よしのりの「東大一直線」や車田正美「リングにかけろ」などの漫画や熱血をとことんギャグにしてしまった伝説の漫画江口寿史の「すすめパイレーツ」などの漫画が始まって少年ジャンプの勢いが急上昇することになった。この頃に少年ジャンプのキーワード「友情、努力、勝利」が確立したように記憶している。
こち亀もかなり画風が違っていて、どちらかというと劇画調なタッチで描かれている。今の両さんよりもかなりむさくるしい。まあ、眉毛が繋がっていて警察の制服を来ているから両さんには違いないのだけれど。そういえば、中川巡査も麗子巡査も破天荒なキャラクターで始まっていたのに、いつも間にか優等生に変わってしまった。
もともとは、たぶんその頃人気のあった「がきデカ」をかなり意識していたと思う。作者の名前も初めは山止たつひこだったし、画のタッチも劇画調だった。はじめは両さんも下町の人情お巡りさんで、今のようにハイテクな機器を駆使し、場合によっては、一獲千金を充てるようなキャラクターではなかったよな。
こち亀の面白さは、警察官という一見堅苦しい職業の大人が、子ども以上にエネルギッシュに遊んでいるところにあるんだろうと思う。オタクやフィギュア、おもちゃなどマニアックなものを特に異質なものと感じることなく受け入れられるのは、こち亀のおかげなのかもしれない。
ただ、単にギャグマンガばかりだったら、こち亀の人気もこれほど長く続かなかったかもしれない。浅草周辺を舞台にした浅草物語のような少年時代を憶い起こさせる様なノスタルジックなしっとりとした物語を描くストーリー漫画があってこその人気であったように思う。ギャグ漫画の放縦な展開、これらのストーリー漫画で引き締めるという感じかな。
事実、こち亀の人気投票をすると結構こういった物語が上位を占めている(と思う。)時にはシリアスな両さんのこち亀の深みを作っているのだと思う。
40年を振り返るとキャラの多い漫画だったなあ。はじめの頃いた戸塚巡査はいつの間にかいなくなってしまった。4年に一回登場する日暮も秀逸なキャラ設定だと思う。星逃田というのもいたな。ちなみにアニメでお気に入りは海パン刑事だ。40年も連載するとキャラだらけにもなるわな。
でも、いつかは両さんは麗子巡査とくっつくと思っていたのだが、結局、くっつかなかったな。
連載40年。子どもよりも嫁さんよりも誰よりも長いお付き合いだった。なんとなくずっと続くだろうと思っていた。
でも、こうやって派手にすっきり終わる方がいい。
僕も少年ジャンプを卒業かな。
40年間、お疲れ様でした。長い間ありがとう。
本当に久しぶりに少年ジャンプを買ったよ。売り切れる前に、朝、速攻でコンビニへ買いに行ったよ。
こち亀が連載は始まったのは昭和51年、1976年のことである。この年は、ロッキード事件が発覚した年でもある。そういや、初期のこち亀には、ときどき政治家や公務員の不祥事がネタになっているところがある。ちなみに、ピンクレディーもこの年デビューである。
こち亀が始まった時の少年ジャンプは、あんまり売れていなかったような気がする。この時は、少年チャンピオンの勢いがすごい時で、「ブラックジャック」に始まり、G「がきデカ」「ドカベン」「マカロニほうれん荘」など人気漫画が目白押しで、まず、買うのは少年チャンピオンだった。少年ジャンプの方は、こち亀が始まってから、小林よしのりの「東大一直線」や車田正美「リングにかけろ」などの漫画や熱血をとことんギャグにしてしまった伝説の漫画江口寿史の「すすめパイレーツ」などの漫画が始まって少年ジャンプの勢いが急上昇することになった。この頃に少年ジャンプのキーワード「友情、努力、勝利」が確立したように記憶している。
こち亀もかなり画風が違っていて、どちらかというと劇画調なタッチで描かれている。今の両さんよりもかなりむさくるしい。まあ、眉毛が繋がっていて警察の制服を来ているから両さんには違いないのだけれど。そういえば、中川巡査も麗子巡査も破天荒なキャラクターで始まっていたのに、いつも間にか優等生に変わってしまった。
もともとは、たぶんその頃人気のあった「がきデカ」をかなり意識していたと思う。作者の名前も初めは山止たつひこだったし、画のタッチも劇画調だった。はじめは両さんも下町の人情お巡りさんで、今のようにハイテクな機器を駆使し、場合によっては、一獲千金を充てるようなキャラクターではなかったよな。
こち亀の面白さは、警察官という一見堅苦しい職業の大人が、子ども以上にエネルギッシュに遊んでいるところにあるんだろうと思う。オタクやフィギュア、おもちゃなどマニアックなものを特に異質なものと感じることなく受け入れられるのは、こち亀のおかげなのかもしれない。
ただ、単にギャグマンガばかりだったら、こち亀の人気もこれほど長く続かなかったかもしれない。浅草周辺を舞台にした浅草物語のような少年時代を憶い起こさせる様なノスタルジックなしっとりとした物語を描くストーリー漫画があってこその人気であったように思う。ギャグ漫画の放縦な展開、これらのストーリー漫画で引き締めるという感じかな。
事実、こち亀の人気投票をすると結構こういった物語が上位を占めている(と思う。)時にはシリアスな両さんのこち亀の深みを作っているのだと思う。
40年を振り返るとキャラの多い漫画だったなあ。はじめの頃いた戸塚巡査はいつの間にかいなくなってしまった。4年に一回登場する日暮も秀逸なキャラ設定だと思う。星逃田というのもいたな。ちなみにアニメでお気に入りは海パン刑事だ。40年も連載するとキャラだらけにもなるわな。
でも、いつかは両さんは麗子巡査とくっつくと思っていたのだが、結局、くっつかなかったな。
連載40年。子どもよりも嫁さんよりも誰よりも長いお付き合いだった。なんとなくずっと続くだろうと思っていた。
でも、こうやって派手にすっきり終わる方がいい。
僕も少年ジャンプを卒業かな。
40年間、お疲れ様でした。長い間ありがとう。
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