2015 関西学生アメリカンフットボール第３節 立命VS神大

　関西学生アメリカンフットボールも中盤に入り、３試合目は神戸大学レイバンズとの対戦となった。昔から、神大とは相性があまり良くないのか、勝ちはするもののヒヤリとさせられる場面が何度となくあったりしたのだが今年はどうか？昨年は、３４－０で立命が勝利しました。

　まずは、試合結果は以下の通り。

　　　立命　　神大
　　　　14　-　0
　　　　14　-　0
　　　　 6　-　0
　　　　14　-　0
　　-------------------
　Total 48　-　0

　第1Ｑからランプレーを中心にテンポよく試合を進める立命。今回もスターターＱＢは、２回生の西山。開始５分ほどで、ＱＢ西山のキーププレーでそのままゴールに持ち込んでＴＤ立命が先制。第１Ｑ終了間際にもＱＢ西山からＴＥ吉永へのＴＤパスが決まって、さらに追加点を挙げる。前の試合ぐらいから、ＴＥへのＴＤパスというのを何回か見ますね。今年のキープレーの一つなのかな。
　第２Ｑは、パントブロックしたボールをＤＢ荒木がエンドゾーンへ持ち込んでＴＤ、また、ＴＢ西村がこの試合でもロングゲインを連発。第２Ｑでは、６０ヤードを走り切ってＴＤをしている。とにかく密集をするするっと抜け出しとスピードでまくり上げていく場面をよく見る。当たりも強そうで、一回のタックルでは倒れそうにない感じである。この日は、１０９ヤードを走り、３試合トータルで４１０ヤードを獲得している。この数字を見ていると１０００ヤードラッシャーも狙えそうな感じである。アベレージが約１１ヤードってすごいよなあ。
　神大の方も第２Ｑ終了間際、敵陣に深く入りこむが、立命のディフェンスが踏ん張り得点を挙げることはできなかった。前半を終了、２８-０と立命が攻守ともに好調ぶりが目立った。この日は、西山ランだけでなくパスもさえており、１０回投げて９回成功している。少しずつパスが良くなっている感じがある。この日は、パスで１５４ヤード獲得している。（第３Ｑ途中から出てきたＱＢ植村も７回試投し、６回成功している。）

　後半も、敵陣深く攻め込むも、なかなかエンドゾーンを割ることができず第３Ｑは、ＦＧ２本に終わった。第４Ｑは、ＲＢ森本とおなじくＲＢ田中が１本ずつＴＤを決めている。特にＲＢ森本のＴＤが、何回かタックルを受けて倒れそうになるも膝をつけずに粘ってＴＤに持ち込んだもの。今年のＲＢ陣は足腰が強い様子で、簡単に倒れずセカンドエフォートが必ずある感じ。粘っこくなっている印象を受ける。最終的には、４８-０で立命の勝利！

　神大戦を見ていて、今年はＱＢは西山で行くのがはっきりしたという感じですね。初戦にスターターを務めた植村はバックアップですね。ただ、走力があるので、昨年みたいにランプレー限定で使うのも面白いとは思いますが。
　ＷＲ陣もメンバーがそろってきましたよね。猪熊、近江を中心に宗村、佐邊、ＴＥ中谷、吉永、山下と多彩になってきた。これからパスもどんどん投げ込んでいって、パスプレーの精度も上げていってほしいですね。

　春先、今年はどうなるかと思われたパンサーズ。少しづつ地力が上がっているような気がします。昨年のような上昇曲線を描けそうな希望の光が見えてきました。ただ、キッキングでときどき抜かれている場面があったと記憶している。ここ数年キッキングでやられているので、ここは、きちっと止めて欲しいと思う。

　次は、龍谷大学シーホース戦、西山と同じ２回生のＱＢ上田君が成長株です。楽しみですね。