WATERCOLORS ~非哲学的断章~

ジャズ・ロック・時評・追憶

ブロッサム・ディアリーのワンス・アポン・ア・サマータイム

2006年07月25日 | 今日の一枚(A-B)

●今日の一枚 16●

Blossom Dearie  

Once Upon A Summertime

Cimg1554  昨日の「今日の一枚」で、ブロッサム・ディアリーのマイ・ジェントルマン・フレンドの紹介をした際、ワンス・アポン・ア・サマータイムのジャケットについて触れたら、是非見たいというメールが届いたので掲載します。いうほどひどくないじゃないかという声が聞こえそうですが、昨日紹介したレコードと比較すれば、どちらを買いたくなるかは衆目の一致するところでしょう。ちなみに、私はこのほかにもブロッサムのレコードやCDをいくつか所有していますが、このジャケット写真を見たら、声とのあまりのギャップにショックを受けることになると思われるので、今回はこれ以上は紹介しません。どうしても見たい人はネットのCDショップサイトなどで検索してみてください。

 さて、1959年録音の本作。昨日のアルバムと内容的には甲乙つけがたいと思います。「かわいい」「キュート」という視点だけなら、本作のほうが上かもしれません。A-①二人でお茶を、②飾りのついた四輪馬車、B-①ティーチ・ミー・トゥ・ナイト、②ワンス・アポン・ア・サマータイム などは特に好きですね。

 いつも同じことを言うようですが、やはりレコードはいいですね。中低域の響きの深さが全然ちがいます。忙しい日々を言い訳に、普段はなかなかターンテーブルにのせられず、手軽なCDですませてしまいますが、時間と気持ちに余裕のあるときは、レコードを聴きたいものです。