王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

可哀想だよ 駒大苫小牧

2006-03-04 08:16:00 | 社会
夢散…駒大苫小牧センバツ辞退 (スポーツニッポン) - goo ニュース
三年部員の卒業式後の飲酒・喫煙で駒大苫小牧高校の野球部が春の選抜高校野球大会を辞退することになってしまった

報道によれば三月一日同校の卒業式後 夜9時頃苫小牧の居酒屋で喫煙しながら飲酒をし大騒ぎをする若者達が居た その中に(TVで)顔見知りの野球部員が居るのを知った顧客の通報で警察の補導となった そうしたら14名の中の10名が野球部員でありその内5名は昨夏の甲子園にベンチ入りしていた者であったと

昨日の選抜出場辞退に至るまで2日 民主党よりは意志決定が速い 野球通の方には解説の必要も無かろうが同校は昨夏の甲子園選抜大会で優勝した後 当時の監督が大会前と大会中部員を殴打していた事が分かり優勝旗返還か否かでもめた この時は学生が当事者ではないとの裁定で優勝が認められた経緯があった 爺はその時すぐ思った
この校長は何だか臭っさい というのは何かの折節に(くそ)丁寧な合掌をするんだよね わざと臭い 勿論駒沢だから仏教に深く帰依した影響であろうと勝手に思ってはいたけど
この結果春から新3年生になる投手田中将大君を含む現役野球部員は残念ながら春の選抜に出られなくなった

校長は辞退の理由を説明する際昨夏優勝旗返還を宥恕されたとき高野連会長より「校長以下監督・選手は一年間慎み深い野球(人生)を送れ」との助言を貰った事を明かし「選抜は技量よりも心。選抜に出場するには心技体の調和が必要だが、それにはふさわしくない」と述べた

現役選手は思わぬ罰というかとばっちりを受けたのであるが監督責任のある先生方はどうなるの? と言うと野球部監督・部長は辞任 校長は辞職との事(校長は辞めるけど教員として教鞭を取るという事ではないよね!)一応責任は取った事になる

学生の喫煙・飲酒或いは暴力行為等の不祥事が起きると全体責任は厳しすぎるとの声が上がる 今回もそうであろう
話は一寸それるが爺が自宅と仕事場を行き来するバスに付近の有名私立校T園の野球部テニス部などの学生集団と乗り合わせになることがある 大きな体にたくさんのスポーツギア(なんてお道具の事)を持ち込み二人掛けのシートに一人ずつふんぞり返って声高に仲間内と話したり携帯でメールをチャカチャカ これがスポーツマンの態度か!貸切バスで無いぞー! と声を上げたいのであるが老妻から「貴方の言うことは正しいけどそれが聞き分けられる相手で無いから見てみぬ振りを」と言われているのでかろうじて我慢をする スポーツマン以前に普通の社会人たる教育が全く無いか(教えていても)生かされていない

さて話を戻して高校野球だが選抜大会に優勝するほどになれば全国から選手が集まるしもっと初めから話せば優勝を狙うには先に軍資金を用意して全国から選手を集めなければならない そうして集めた一流選手と好きで野球をやっている二流選手には溝が出来る 酒・煙草・暴力行為 寮生活を送っていれば上が強要すれば下は避けようが無い 一流は先があるから目だった悪はしない二流以下は先がないから
どへまをこく 校長以下部長は高校生にそんな悪をする事はないが建前だから実生活に踏み込んで生活指導なんかするはずも無い 旧日本軍隊で内務班で毎日暴力行為(リンチ)が有るのに無いことになっている様な管理体制が問題なのであろう
以上はあくまでも一般論である 校長は駒大苫小牧高校が喫煙・飲酒癖のある野球選手は一流であろうともいらないと本来は昨秋には直ちに取り組んでいなければならない問題であった 遅ればせだが今日から不良はいらないと決めないと又次の全体責任の犠牲者が出る しかも校長は野球部長の経験者である 手と手のしわを合わせてなーむーなんてお茶を濁している場合でないのだ これまでの学生管理が形ばかりで心のこもっていないしり抜けしりぬけ対策でしかなかったのだよ
校長の合掌は喫煙・飲酒もしないで精進してきた野球部員(爺は現役部員でも飲酒・喫煙をする部員はいるとにらんでいる)に対する謝罪の意味であって欲しい 

現役選手は又夏が来るのであるから悪弊・悪習を一掃して精進して欲しい 

写真は校長 スポニチより


コメント (6)
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