王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

一生禁酒が和解条件

2006-03-16 08:28:42 | 社会
和解条件は「一生酒飲まない」…飲酒ひき逃げ損賠訴訟 (読売新聞) - goo ニュース

読売新聞によれば飲酒ひき逃げ2女子死亡事故を起こした男とご遺族の間で損害賠償訴訟について和解が成立したとの事 男は既に懲役7年が確定しており服役中

さて その和解の条件であるが加害者は
条件1:一生酒を飲まない
条件2:(出所後)15年にわたり盆暮れ年3回事故現場の清掃ををする
条件3:同15年間毎月1万円を「被害者支援都民センター」に寄付する
和解の額は明らかにされなかった

ご遺族の意図は良く分かる 起こした事故の反省と犠牲者を忘れぬ為に折節具体的行為をさせるのだよね 既に似た様な例がある そして似た様な例から類推すると和解後加害者の反省と善意に期待するような約束事はじき守られなくなる 今回の場合加害者が条件1~3を或いはその一つをやらなくなったらどう強制するのであろうか? 話は少しそれるが離婚の慰謝料の延払い或いは養育費の負担等ではたくさんのと言って良い位額は決定しても支払わない例が起きている

今回の場合 条件1:一生酒を飲まない事を誰が確認出来るのであろうか? 晩酌は? 飲んだらハンドルを握らない この程度なら分かるが 
条件2:刑期が終えて自宅に戻っても土地に居づらくなる 転居するか行方不明
にでもなったらどうするのか?
条件3:毎月振込み依頼書の写しでも被害者に見せるか送るのであろうか? 2と同じく土地に居なくなったなら?

爺みたいに人の善意を信じにくい者は加害者から賠償金の預託(¥4-5百万円)を受けておいて条件を満たした時点で返す位しか思いつかないが一生酒は飲まないであるから生きている限り本人に預託金が返る機会が無いことになる

これをお読みになった諸氏はどうお考えになろうか 正しい様で何かしっくり来ない
コメント (2)
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