王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

八王子で通り魔殺人

2008-07-23 08:45:27 | 社会
「キャー」「通り魔だ」…夜の駅ビル、階下まで悲鳴響く(読売新聞) - goo ニュース

今朝朝刊を開く。 一面トップが「八王子の通り魔殺人」の記事でした。

記事によれば22日夜9時40分頃京王八王子駅ビル9Fの書店で店に入ってきた男がいきなり刃物で女性二人を刺した。アルバイト店員で中央大3年生の佐々木愛さん(22歳)は1時間後に死亡。客の女性は軽症ですんだ模様。

容疑者の男は20分後JR八王子駅付近で職務質問を受け「私が刺した」と認めた為、緊急逮捕となった。
男は自称八王子市会社員菅野昭一(33歳)で「仕事が上手く行かず、両親に相談したが乗ってくれなかった。ムシャクシャして、とっさに無差別に人を殺したくなりーー」と供述しているのだと。

こんな手合いの犠牲になった若い娘さんのご冥福を祈ります。  合掌

最近だけでも荒川沖の通り魔事件、姫路の突き飛ばし通り魔、そして秋葉原の大事件。少し筋が違うけど東名のバスジャック事件、川口の父親刺殺事件 家の外にも内でも居所がないという嫌な感じの世の中になった。

近頃はムシャクシャしても世を儚んで一人首をくくる等というタイプは少なくなっている様だ。
年金の出る65歳まで自分の雇用や食いつなぐ方法の見つからない親。安定した職に就けない息子や娘達。
要するに日本人ほとんどが先の絵が描けないので慢性イライラなのであろう。
やはりこの辺りは「福田総理とその閣僚」により画を描いて見せてもらいたいものである。
こんな事が続くと子供達は「防刃チョッキ」の様な物を羽織らせて外に出さなくてはならなくなる。そんなのでは庶民は困ってしまう。


読売新聞:
またしても何の落ち度もない人の命が突然、奪われた。

 22日夜、東京・八王子の京王八王子駅ビル9階の書店で、アルバイト店員の女性が刃物で刺され、死亡した通り魔事件。駅ビルのフロアには「キャー、キャー」という悲鳴が響き、普段は帰宅途中のサラリーマンや学生たちでにぎわう駅ビル周辺は、「通り魔だ。通り魔だ」と叫ぶ人々で騒然とした雰囲気に包まれた。

 同ビル8階の雑貨店長、水城一兆さん(43)は同日午後9時半前、上の階から女性の悲鳴と大きな物音を聞いた。驚いて非常階段を駆け上がり、9階の書店に駆け付けると、床にうつぶせに倒れている中央大学3年生の斎木 愛 ( まな ) さん(22)とみられる女性の姿が目に飛び込んできたという。ほかの店員たちが、タオルで女性の傷口を押さえたり、「大丈夫か」と声をかけたりしており、女性は腕を動かして呼びかけに応じていたが、反応が次第に弱くなっていった。

 「秋葉原の事件などがあり、テナントの店員同士で『気をつけないといけないね』と言っていたところだった。まさか自分の身の回りでこんなことが起きるなんて」。水城さんは動揺を隠せない様子だった。

 8階のマッサージ店の男性店主(37)も午後9時半ごろ、上の階で「ギャー」という悲鳴がするのが聞こえた。急いで9階に駆けつけたところ、女性が血まみれになって倒れているのが見えた。男性は「恐ろしかった」と声を震わせていた。

 同ビルの前で待ち合わせをしていた八王子市内の男子大学生2人によると、午後9時40分ごろ同ビル前に来たところ、ビルの入り口にはすでに人だかりが出来ており、「通り魔だ。通り魔だ」と人々が口々に叫んでいた。毛布をかけられた女性がタンカに乗せられて救急車に運び込まれた後、ズボンの右ひざの部分に血を付けた女性が、青ざめた表情で泣きながら両脇を抱えられて出てきたという。

 同ビルは多くのテナントが入る商業ビルで、8階までの営業時間は同9時までだが、現場の書店など9~11階は当時、営業中。同書店は通常、事件が起きた時間帯は閉店間近のため客は少なく、働いている従業員は2、3人だという。
(引用終わり)
コメント (2)
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