王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

東名高速でバスジャック

2008-07-17 07:02:30 | 社会
東名高速でバスジャック、山口・宇部の中2男子を逮捕(読売新聞) - goo ニュース

昨日夕刻TVニュースをつけた。漁民一斉休漁で市場がどうなっているか知りたかった。
ところがニュースの冒頭は高速バスがバスジャックされて一騒動の報道だ。
高速バス、高速道、バスジャックと来ると途端に2000年の西鉄バスジャックの悲惨な事件を思い出した。

しかし今日の事件は殺傷の被害は無く犯人は投降して取り押さえられたらしい。
所轄署となった岡崎警察署の前から若いキャスターが「三階で取調べをーー」とか最新情報を流していた。

報道によれば午後0時50分頃東名高速の上りを走行中のJR東海の高速バス(二階建て)から「バスジャックされた」との連絡があった。不幸中の幸いでこのバスにたまたまJR東海の車掌(と言っていた)が乗っていてバスが「豊田」の駅で止まらない事に気が付き「運転席を見ると様子がおかしい」事から「バスジャックの一報を会社へ自分の携帯電話で知らせた」のだと。
冷静冷静

その後「犯人自らも運転手の携帯を使い110番通報しバスジャックを告げた」らしい。

通報後バスはパトカー数台に前後と追い越し車線を塞がれながら逃走。最後に「美合SA」に誘導された。
警察官が説得したところ「2本のナイフを置いて抵抗せずに投降したらしい」
乗客乗員11人に怪我は無かったとの事。恐怖の60分余りのドラマでした。
無事でよかった良かった。

さて犯人だが何と宇部市の中学2年生14歳。15日未明両親と諍いを起こし家出。16日昼迄に新幹線で名古屋に出たらしい。
動機はまだ良く分からないようだが「親との諍いの元がガールフレンドとの交際を止められたか注意された事らしい」そのことから「親を困らせてやる」つもりで犯行に及んだとか? 

夜のニュースでは宇部市の教育委員会の人が「問題の無い子だ」見たいな話をしていたが同級生は「切れやすいとんでもない奴」と印象を語っていた。
学校側はきれい事しか語らないであろう。
いずれにしてもまだ本当の所は分からない。まあいやでもマスコミがあれこれ報道してくれるであろう。


読売新聞:
16日午後0時50分ごろ、愛知県岡崎市の東名高速上り線で、JR東海バス(名古屋市中川区)の高速バスから、「刃物を持った男が乗っている」と同社を通じて、県警に通報があった。

 出動した県警のパトカーがバスを見つけ、美合パーキングエリアへ誘導、停止させたうえ、運転手(39)に果物ナイフ(刃渡り約10センチ)を突きつけていた少年を説得し、同1時56分、銃刀法違反と監禁の両容疑の疑いで現行犯逮捕した。乗客、乗員計11人にけがはなかった。

 発表によると、逮捕されたのは山口県宇部市の市立中学2年の少年(14)。少年は、果物ナイフを運転手に突きつけ、「とにかく走れ」などと脅していたという。少年は14日夜から家出中だったといい、調べに対し、「親に怒られた腹いせに、世間を騒がそうと思ってやった。ただ走りたかった」などと供述しているという。

 また、少年は果物ナイフとは別に、刃渡り約12センチのペティナイフを所持し、自らも「バスジャックした」などと携帯電話で110番通報していたという。

 バスは「スーパーライナー18便」(2階建て)で、名古屋駅を正午に出発し、午後6時過ぎに東京駅へ到着する予定だった。客は全員2階部分に乗車していた。

 通報を受けた県警は、岡崎インターチェンジ(IC)の手前2キロの地点で高速バスを確認し、美合パーキングエリアに誘導。捜査員がバスのドアを開けて説得したところ、落ち着いた様子で2本のナイフを荷台に置き、投降した。

 少年は父(42)、母(41)、妹(12)の4人家族。15日未明に自宅を出て以降、行方が分からなかったため、同日昼に両親が山口県警宇部署に捜索願を出していた。宇部市から名古屋市までは新幹線で移動したとみられ、県警で犯行に至る動機や当時の状況などを詳しく調べている。

 この事件の影響で、東名高速上り線は一時、岡崎-音羽蒲郡IC間が通行止めになった。

写真:被害に遭ったバス(共同通信)
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