王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

15億円集め「運用失敗」

2009-02-02 08:26:25 | 社会
集めた15億「運用失敗で残金200万」逃避行の主婦釈明(読売新聞) - goo ニュース

高配当を謳い当初だけ配当しやがてドロンという典型的な詐欺とはちょっと違うようですね。
でも関西一の女相場師と呼ばれたそうで20年にわたる実績とリーマンショック前後まではそこそこ配当もしていた様で大したもんです。

ここ数年は06年ホリエモン騒ぎでの株価暴落、07年世界同時株安、08年に入っては外資勢が意図的に下げ相場を張って下げで稼いでいた。
主婦の才覚程度で「相場の上げ」にばかり張っていては長期の投資で勝てるわけが有りません。

爺が興味があるのは200人から15億円集めたとあります。
単純に割れば一人頭1千5百万円の投資になる。
ざっと1千万円から2000万円の金を主婦に預けることが出来る人が200人もいるという事になる。

話は飛ぶが昨年秋「オレオレ詐欺防止月間」だかが有って銀行や町場のATMにお巡りさんが(注意を呼びかけるため)出動していた。
かなりの被害を食い止めたようだがそれでもまだ被害が出る。

息子と名乗る男の依頼で200万円とか300万円とか中には200万円を2度も渡したりしている事件もある。

老妻とよく話すのが「我が家ではかわいい孫が誘拐されたと言われても現金で30万円はおろか20万円だって身の回りには無い」もちろん「銀行に行っても300万円なんて無い」

過日も3億6千万円瓶に入れていたお爺さんがいた。
要するに1千万円から1億円くらいの小金を持っている人がかなりいて、その一方でフリーターや派遣社員や爺のように年金が頼りの「ビンボー人もたくさん居る」という二極分化の時代つまり格差社会なのかなと感じた次第。

金持ちはますます金持ちに貧乏人はいよいよ貧乏に格差は広がるばかりか?

年金生活者は政府が頼りです。麻生総理しっかり頑張ってください。


読売新聞:
高配当を約束し、知人ら約200人から15億円以上とされる資金を集めながら、行方をくらましていた大阪府泉佐野市の主婦(54)が31日、読売新聞の取材に応じ、着物などを売却してつくった数百万円を“逃走資金”に、家族と車で寝泊まりしている現状などを明らかにした。

 残った出資金は200万円に満たず、「運用に失敗した。刑事責任を追及されれば、甘んじて受けたい」と涙交じりに話した。

 本紙記者が主婦の知人を通じて連絡を取り、大阪市内で取材した。

 主婦の説明によると、株取引を始めたのは約20年前。予想以上に利益が出たため、自宅を改築したり、着物や貴金属を次々と購入したりした。うわさが口コミで広がって運用を頼まれるようになり、7~8年前からは本格化した。

 運用は証券会社を通じて行い、月2~3%の配当も出していたが、米大手証券会社リーマン・ブラザーズが 破綻 ( はたん ) した「リーマンショック」で状況が一変。着物や貴金属を売って作った資金を、返還や配当金にあてるなど自転車操業に陥った。

 今年に入ってからは、資金の返還を求める出資者が続出。未明まで「金を返せ」と言われるなど心身共に疲れ果て、26日早朝に家族で家を出た。

 主婦は、出資金の私的流用を否定する一方、出資法に抵触する元本を保証しての資金集めについては認め、今後については、「弁護士と相談し、謝罪と出資金の返還方法を考えたい。法的な裁きも受けるつもり。本当に申し訳ないことをした」と話した。
(引用終わり)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする