与謝野氏、3閣僚兼務の異常事態 権限一極集中に懸念(産経新聞) - goo ニュース
17日昼過ぎの報道では「予算委員会」を欠席して病院に行って来た中川財務大臣がG7での醜態の責任を取り「09年度予算成立後辞任する」との会見をした。
午後のTVニュースで「会見の模様」や与野党議員の「辞任するなら直ちに」なんてコメントする映像を流していた。
麻生総理は中川氏を「更迭」しなかった理由の一つは09年度予算審議の中核を担う者としてそれ迄は頑張らせるとの意思表示だったのであろう。
ところが夕刻5時頃のTVニュースでは画面に白いテロップが流れ「中川財務相辞任」の速報が流れた。
どうやら「予算成立まで留任されるとその事が審議に差しさわりが多い」との冷徹な判断が下されたようだ。
そうなると麻生総理が「醜態を見て直ちに更迭を命じなかった政治センスと辞表を出されたら慰留もせずに受理」した姿勢が又内閣支持率に悪影響を与えるだろう。
中川氏の後任は与謝野経済財務担当相が金融・財務担当相を兼ねるという一人三役の活躍となる。---というか与党の人材難と言うことであろう。
与謝野氏も健康万全の方で無いので孫悟空並みの働きは長期には難しそうである。
無理に無理を重ねる麻生政権だがサハリンから帰ってきたら席が無かったなんて笑い話にならないよう頑張ってください。
それにしても24日オバマ大統領との会談に出向く頃は各社とも支持率1桁台でないか?
オバマ大統領も「突っ込んだ話はしにくいよな」
ここでも「信無くば立たず」だよ。どうなりますか? 政局から目が離せません。
産経新聞:
平成21年度予算案の審議中に主務大臣の交代という事態を迎えた。このため、与謝野馨経済財政担当相が財務・金融担当相という3つの閣僚ポストを兼務する異常事態となった。与謝野氏は、景気後退が深刻化する中で経財相として追加経済対策を取りまとめるほか、財務相として21年度予算を成立させ、景気対策の財源的な裏付けとなる21年度補正予算を編成する。ただ、権限の一極集中を懸念する声もあり、与謝野氏は衆院選を控えて景気回復と財政規律の維持という難しい役割を担う。
与謝野氏についてある財務省幹部は「政策立案能力と情報発信力はずば抜けている」と高く評価する。財政再建を持論とする与謝野氏と同省は以前から親密な関係にある。同省が悲願とする消費税増税構想についても、与謝野氏は経財相として主務大臣である財務相のお株を奪うかたちで議論を主導した。
しかし、現在の厳しい経済情勢は、財政再建に大きな壁となっている。ローマで開かれたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)でも、各国が積極的に財政出動に取り組むことで合意したばかりだ。与謝野氏は17日の就任会見でも一定の財政出動に踏み切る考えを示唆した。ただその一方で、与党の一部に浮上している20兆~30兆円規模の補正予算については「重要な根拠があって言っているわけではない」と否定的な見方を示した。
また、経財相として取り仕切ってきた経済財政諮問会議のあり方も課題が残る。内閣府幹部は「諮問会議は首相主導で予算を議論することに意味がある。通常なら財務相との兼務は考えられない」と警戒感を示す。与謝野氏は「アウフヘーベン(違った考え方を持ち寄って新しい考えに統合すること)する形でやりたい」と述べたが、省庁再編の理念が形骸(けいがい)化する恐れは強い。(引用終わり)
17日昼過ぎの報道では「予算委員会」を欠席して病院に行って来た中川財務大臣がG7での醜態の責任を取り「09年度予算成立後辞任する」との会見をした。
午後のTVニュースで「会見の模様」や与野党議員の「辞任するなら直ちに」なんてコメントする映像を流していた。
麻生総理は中川氏を「更迭」しなかった理由の一つは09年度予算審議の中核を担う者としてそれ迄は頑張らせるとの意思表示だったのであろう。
ところが夕刻5時頃のTVニュースでは画面に白いテロップが流れ「中川財務相辞任」の速報が流れた。
どうやら「予算成立まで留任されるとその事が審議に差しさわりが多い」との冷徹な判断が下されたようだ。
そうなると麻生総理が「醜態を見て直ちに更迭を命じなかった政治センスと辞表を出されたら慰留もせずに受理」した姿勢が又内閣支持率に悪影響を与えるだろう。
中川氏の後任は与謝野経済財務担当相が金融・財務担当相を兼ねるという一人三役の活躍となる。---というか与党の人材難と言うことであろう。
与謝野氏も健康万全の方で無いので孫悟空並みの働きは長期には難しそうである。
無理に無理を重ねる麻生政権だがサハリンから帰ってきたら席が無かったなんて笑い話にならないよう頑張ってください。
それにしても24日オバマ大統領との会談に出向く頃は各社とも支持率1桁台でないか?
オバマ大統領も「突っ込んだ話はしにくいよな」
ここでも「信無くば立たず」だよ。どうなりますか? 政局から目が離せません。
産経新聞:
平成21年度予算案の審議中に主務大臣の交代という事態を迎えた。このため、与謝野馨経済財政担当相が財務・金融担当相という3つの閣僚ポストを兼務する異常事態となった。与謝野氏は、景気後退が深刻化する中で経財相として追加経済対策を取りまとめるほか、財務相として21年度予算を成立させ、景気対策の財源的な裏付けとなる21年度補正予算を編成する。ただ、権限の一極集中を懸念する声もあり、与謝野氏は衆院選を控えて景気回復と財政規律の維持という難しい役割を担う。
与謝野氏についてある財務省幹部は「政策立案能力と情報発信力はずば抜けている」と高く評価する。財政再建を持論とする与謝野氏と同省は以前から親密な関係にある。同省が悲願とする消費税増税構想についても、与謝野氏は経財相として主務大臣である財務相のお株を奪うかたちで議論を主導した。
しかし、現在の厳しい経済情勢は、財政再建に大きな壁となっている。ローマで開かれたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)でも、各国が積極的に財政出動に取り組むことで合意したばかりだ。与謝野氏は17日の就任会見でも一定の財政出動に踏み切る考えを示唆した。ただその一方で、与党の一部に浮上している20兆~30兆円規模の補正予算については「重要な根拠があって言っているわけではない」と否定的な見方を示した。
また、経財相として取り仕切ってきた経済財政諮問会議のあり方も課題が残る。内閣府幹部は「諮問会議は首相主導で予算を議論することに意味がある。通常なら財務相との兼務は考えられない」と警戒感を示す。与謝野氏は「アウフヘーベン(違った考え方を持ち寄って新しい考えに統合すること)する形でやりたい」と述べたが、省庁再編の理念が形骸(けいがい)化する恐れは強い。(引用終わり)