王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「政府紙幣」に閣僚も否定的

2009-02-04 08:53:07 | 税、年金、国保
政府紙幣は「異説のたぐい」…財務相も経財相も否定(読売新聞) - goo ニュース

ここ数日「円天」と言う電子マネーを使えば幾ら使っても元金は減らず生活が豊かになるとかで出資を募り5万人から2260億円もの金を集めた「L&G」グループ波和二(75歳)とその一派の逮捕が近いと報道されている。

爺も興味があって07年10月に「L&Gに強制捜査」が入った事を書いたが被害額は1000億円から2260億円に倍増している。

落ち着いて考えれば「使っているのに現金が減らない」話は眉唾ものだがコロッとだまされた人が5万人もいたという訳。

爺が今朝思ったことは月初から「政府紙幣を発行して景気対策に当てる」と大学の先生が発言しそれを自民党の議員の一部が分科会を作って検討しているとの事。
若い議員が「国民一人当たり20万円のボーナスもーー」なんて馬鹿な話をTVに向け話していた。

原理原則は「税収の不足分を政府債を発行し日銀に無利子無期限で政府紙幣を発行させて配る」との目論見。
国債の発行残高と政府の借入金合計が843兆円ある現在その上返済の目処の無い政府紙幣を発行すればインフレになる。
特に金や原油の現物か核兵器などによる軍事力に裏打ちされない紙切れから「通貨としての信認は絶対得られないからハイパーインフレ」間違いなし!
或いは政府紙幣はいらないから日銀券でくれと売り手が要求して通用しないかも知れない。まあこんな手をマジに考えるくらいなら「国債の償還3年停止とか利払い10年停止」とかしてその間に大胆な行財政改革をしなければ子供たちの未来が無い。
まずは騙されない様眉につばを付けて「政府紙幣推進者」の考えを聞きましょう。


読売新聞:
与党内の一部から景気対策として政府紙幣を発行する案が出ていることについて、経済閣僚が相次いで否定的な見解を表明した。
中川財務・金融相は3日の閣議後の記者会見で、「現在、私の頭の中にはない」と述べた。また、与謝野経済財政相も記者会見で、「(財源が)必要であれば国債を出せば済む話で、傾聴には値するが、異説のたぐい」と指摘した。

 政府紙幣は、日本銀行が発行する紙幣とは別に政府が発行するもので、財源として活用すれば景気浮揚につながるとの見方が出ている。(引用終わり)

コメント (11)
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