王様の耳はロバの耳

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「郵政民営化 賛成でなかった?」

2009-02-08 08:10:42 | 政治
首相「郵政見直し」発言に波紋 自民、路線対立再燃の懸念(産経新聞) - goo ニュース

5日の衆院予算委員会で麻生総理が「郵政民営化で4分社化された経営形態を見直す」そして「郵政民営化法に賛成でなかった」と発言した事が話題になっている。

その日の報道ステーションでは古館氏が鬼の首でも取った様に「この発言を取り上げていた」そうだ。
それはそうであろう。今の衆議院における自公与党の絶対多数は小泉元総理による「郵政選挙」による勝利の結果で80余人の小泉チルドレンが誕生して数に寄与したことは間違いが無い。

小泉総理退任後参院選の惨敗に福田、安倍そして麻生総理と3代続いて信認の衆院総選挙を行っていないのであるから麻生総理の「当時総務大臣であったのに民営化法案に賛成でなかった」発言はよく言えば大胆、聞き流せば又口の軽い事でと驚くか、悪く言えば支離滅裂でなかろうか!

あれこれ陳弁に勤めているようだが与党内でも沈静化の様子が無い。
大体が「選挙管理内閣であったはずが居直りを続け」「給付金の解釈がぶれ又その受け取りを受けると言ったり受けないと言ったり」「官僚の天下り禁止もやる気があるのか無いのか」よく分からない所にこの「そもそも郵政民営化法案には反対であった」風の発言である。

爺は先に平沼氏他11名の復党の際に「きつい条件を付けず全員受け入れ」を勧めたが中川秀元幹事長が中心で「---違反した場合は議員辞職---」の念書を入れさせた。この文言が屈辱的と言うことで平沼氏は今でも無所属を貫いている。

自民党執行部がこの時点の厳しさ(正しいかどうかは別)を以ってすれば
麻生総理は議員辞職が相当でないか!

さて民主党も麻生発言に噛み付いている。
週明けて麻生発言が沈静化しているかどうか?

余りに軽い発言の続く人は長く任に当たって欲しくありません。


産経新聞:
麻生太郎首相が5日の衆院予算委員会で、郵政民営化で4分社化された経営形態を見直す考えを示すとともに郵政民営化法に「賛成でなかった」と発言したことに対して、与党内で波紋が広がっている。首相は6日夕、「国営化すると言ったことは一回もない。民営化するということで選挙をしたんだから」と改めて釈明し、事態の沈静化に躍起となった。だが、自民党の郵政民営化推進派は反発を強めている。格好の攻撃材料を得た民主党など野党も麻生政権に揺さぶりをかける構えだ。


 首相は6日夕、郵政民営化法に盛り込まれた3年に1度の見直しの時期が迫っていることを踏まえ、政府の郵政民営化検討委員会の議論を見守る考えを示した。5日の発言については「最終的に結論が出たから、それに従う。内閣の一員として当然じゃないですか」と説明した。首相官邸で記者団に語った。


 ただ、鳩山邦夫総務相は6日の会見で「国営に戻すことは(手を付けない)聖域だが、ほかはすべて見直しの対象ということで首相と合意している」と明らかにした。


 この事態に、自民党の郵政民営化推進派は反発している。小泉純一郎元首相は5日、中川秀直元幹事長と会った際、「(総務相当時の)麻生君は反対じゃなかった」と述べ、首相の言動に不快感を示したという。


 武部勤元幹事長も6日、国会内で記者団に「深い反省を求めなければいけない。不見識と言わざるをえない」と首相を批判。自民党が圧勝した平成17年の郵政選挙に言及し、「長い議論をして4分社化が一番として法律ができた。首相は何よりも(選挙結果を)重視しなくてはいけない」と注文を付けた。


 郵政選挙で当選した若手からは「もし、郵政票欲しさで右往左往しているなら、さもしい」との声まで上がった。


 見直しの展開次第では、小泉、中川、武部各氏らが加わる「郵政民営化を堅持し推進する集い」の議員らとの路線対立に発展する恐れもある。


 公明党幹部はこうした状況に「国会審議が凪(なぎ)だったのに野党は攻めてくる」(幹部)とため息交じり。案の定、民主党の鳩山由紀夫幹事長は6日の会見で「郵政見直しをいうのであれば、まず国民の信を問いなさい」と、早期の衆院解散・総選挙を要求した。(引用終わり)
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