王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

メルクリンが破綻

2009-02-05 08:36:42 | 海外
メルクリンが破綻 独鉄道模型大手(共同通信) - goo ニュース

報道によればドイツの大手鉄道模型会社「メルクリン」が事実上倒産したそうです。
これも昨秋以来のリーマンショックの影響でも有ったのかと思いましたが「ここ数年コンピューターゲーム人気等に押され」と記されていますから世界的規模で子供も一部大人も「鉄道模型」を走らせて遊ぶなんて優雅なことをやらなくなってしまったのでしょう。

爺が小学生の頃「有隣堂」という書店の本店が野毛にありそこでは電気で動く鉄道模型を扱っていました。
友人と市電を乗り継いで訪れるとそこは夢の世界でしたね。
親は子供を食わせることに精一杯の時代ですから「高価な電動鉄道模型」を線路とコントローラーも含めセットで買ってもらうなんて夢のまた夢の時代でした。
HOゲージというやや大きめの線路の上を走る電気機関車。モーターの油が焼ける臭いを嗅ぎながら線路をはしる機関車と客車を眺めるという至福の一瞬でした。

その模型の中でも一層精密で高価なものがこのメルクリン社の模型でした。
どんな「お金持ち」が買うのだろうと思ったものです。

爺が親になってみるとなるほど子供たちは鉄道模型に余り反応をせずトミカのNゲージを走らせた程度。すぐドラゴンクエストやスーパーマリオに夢中になりましたから時代背景が変わったのでしょうかね。
メルクリンという言葉で「機械油が電気で焼ける懐かしい臭いが脳裏に浮かび至福の一瞬」を思い出しました。


共同通信:
【ベルリン4日共同】精巧な模型で日本でも愛好者が多いドイツの鉄道模型大手メルクリンは4日、裁判所に破産申請したと発表、事実上経営破綻した。管財人の下で事業を継続し、生き残りの道を模索する。同社の模型は鉄道模型の国際標準規格となったことでも知られるが、ここ数年はコンピューターゲーム機人気などに押され経営が悪化。金融機関との融資交渉が不調に終わり、資金繰りに行き詰まった。
(引用終わり)
コメント
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