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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

事業仕分け 10事業を廃し判定 500億円削減

2009-11-12 08:18:30 | 政治
「仕分け」10事業を廃止判定、500億円削減(読売新聞) - goo ニュース

昨日夜TVニュースで「事業仕分け」をする映像を見ました。
造幣局?の体育館をパティションで教室位に区切り椅子と机を持ち込んで「政府側」と「官庁側」が丁々発止というか「政府側」が勢い良く「官庁側」はしどろもどろの様子で「蓮舫」さんとか「枝野」さんが厳しい(と言うか細かな)質問を投げつけていました。
文科省ですか?いかにも官僚上がりに見える白髪の婦人と蓮舫さんが噛み合わぬ議論をしていた。

公開とかでTVカメラは入るしどこかに一般参観者が居たはずで何だか騒然とした感じに見えました。

さて1日目の結論は10事業(11としている新聞も)500億円の削減とか見送りも含め700億円とも報じられた。
これが初日の成果としてなのかどうか?

事業仕分けは「そもそも要求予算削減のためでない」との意見もある。
そうは言いながら初日500億円で10倍で5000億円、60倍で3兆円仮に100倍の結果を12月1日迄に出して5兆円である。
何だか厳しくも寂しい出足に見えた。

本当に要求予算削減をする気が有ったならまず「政府と財務省によるマイナスシーリングの設定で09年度当初予算費5%」と抑制しなければ駄目だったんだよ。

10年度税収見込み43-4兆円に加え赤字国債44兆円(09年度横ばい)の88兆円規模の予算で90兆円以上の支出をどう処理するか?
目下は山より大きな猪、海より大きな鯨を出して見せねば民主連立政権は窮地に陥る。
最も安易なのは「赤字国債の増発」だけど頂けない。

そもそも多すぎる国会議員の削減、役人の給与の圧縮、人数の削減、外務省の在外大・公使館の削減、防衛庁のMAD防衛前倒しの見直しなど既に予算の中で「基礎(ベース)」となっている部分を見直さないと予算の硬直性が解けない。埋蔵金の発掘というより「特別会計の精査」を実行しないといけないし出来れば山より大きな猪を出すことが可能になる。

当面は民主連立政権には無理だろうが870兆円(9月末)に達した国の借金を解消する方法に言及しなければいけない。
記者会見で「丁寧な言葉使いをしているだけでは問題は解決しない」
総理、総理、鳩山総理何とかして見せてください。
お願いします。

追記:蓮舫さんに反論した白髪の小母さんは天下りで無く「民間からあの席に着いた民間人上がり」だそうです。御免なさい。


読売新聞:
政府の行政刷新会議(議長・鳩山首相)は11日、2010年度予算の概算要求から無駄を洗い出す「事業仕分け」を始め、国土交通、農水、厚生労働、文部科学4省の23項目50事業のうち、農水省の農道整備事業(168億6700万円)など7項目10事業を「廃止すべきだ」と判定した。

 10事業すべてを廃止すれば、501億5800万円の削減になる。

 三つのチームによる仕分け作業は公開で行われた。国交省の事業では、「国土・景観形成事業推進調整費」(200億円)などが「目的がはっきりしない」として廃止となった。文科省では、「英語教育改革総合プラン」(6億1600万円)などを、「必要性が感じられない」として廃止することとした。

 さらに、新規事業を認めない「予算計上見送り」のほか、事業自体は廃止しないが、概算要求から減額する「予算削減」などの結論を出した。

 一方、診療報酬の配分と薬価などは、「見直し」という、削減の方向を明確に示さない結果に終わった。

 診療報酬では、整形外科など比較的収入が多い診療科と小児科など収入が少ない診療科との格差や、開業医と勤務医との給与の格差を是正するべきだとし、来年の診療報酬改定に反映させるよう求めた。薬価では、価格の安い後発医薬品(ジェネリック医薬品)の利用を進め、薬にかかわる医療費を大幅に削減するべきだという意見をつけた。

 現状のままでいいと判定された事業はなかった。

 チームは27日までに447事業の仕分けを行う。その判断を踏まえ、首相をはじめとする同会議の11人のメンバーが12月1日に最終的な結論を出す予定だ。95兆円に膨れ上がった概算要求の3兆円超の削減を目指しているが、省庁側からは反発の声も出ており、どの程度、目標に近づけるかは不透明だ。
(引用終わり)
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