王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

事業仕分け 前半終わる 「廃止」1600億円

2009-11-18 07:42:45 | 政治
「廃止」1600億円にとどまる=基金は最大1兆円返納要請-事業仕分け、前半終了(時事通信) - goo ニュース

いやはや「事業仕分け」の前半が終了したそうです。
その成果ですが12日のエントリーに素人考えで「1日目が500億円の削減では10倍でも5000億円」と余り多大の予算削減を期待できない様に書きましたがやはりその様ですね。

新聞によって多少ばらつきが有りますが「事業廃止や見送り」で打ち出した事業の総額は1600億円程度とか。

これに加え削減率を指示された事業の予算額が数千億円。
更に「福祉医療機構」の2787億円の様に基金、特別会計からの返納を求めた額が9千億円を超えるので1兆3千億円程度の圧縮がされたようです。
追って成果は「行革グループ」から発表されるでしょう。

但し基金などの返還は「当該の事業体」が自主返納すれば問題ありませんが抵抗すれば「別途法律を作って返納」させねばなりません。
藤井財務相には「10年度予算の0ベー或いはマイナスシーリングを指示しなかった」不手際の責任を取って立法してでも税金を取り返してください。

さて新聞各社も民主連立政権に好意的か否かで「事業仕分け」の評価が微妙に異なります。

厳しい方では「人民裁判」「僅か1時間で」「与党内或いは閣僚からも批判」
等など。その様にも見えます。

連日TVニュースが「仕分け作業」の触りの部分を編集して写しますのでこれまで「政治的な事柄に全く無関心」の老妻が「役人はこんなに無駄遣いしているのか!」と怒っていました。
爺も怒りましたがこの「政治向きに関する関心」の惹起は与党にとって後日大きな
力になる気がします。
後半更に頑張って欲しいものです。
さてさて「仕分け」で廃止、見直しがきまってもこの後財務省主導の予算の査定があるはずで「せめて仕分けグループ」が決めた案件ぐらいは丸々認めた上で追加の削減や予算措置見送りを行って貰いたいものです。
繰り返しになりますが「シーリング」を決めないで予算を提出させた財務省の責任の取り方だと思いますよ。
後半戦も見守りたいと思います。
事の軽重、緩急の度合い、全体と部分の兼ね合い等を大勢の目で検討する事はとてもよい事に見えます。
鳩山首相が「マニフェスト」もその様になんて言い出しているのも興味あるところです。


時事通信:
政府の行政刷新会議(議長・鳩山由紀夫首相)は17日、2010年度予算要求の無駄を洗い出す「事業仕分け」の5日目の作業を行った。前半の日程はこれで終了となる。政府は95兆円台に膨らんだ要求額を3兆円以上削減する方針で、仕分けはその足掛かりとなるが、時事通信のまとめでは、これまでに廃止や予算計上見送りを明確に打ち出した事業の総額は1600億円余にとどまる。ただ、各省の基金などに対しては最大で計1兆円程度の国庫返納を求めた。

 廃止または見送り、凍結と判断された事業は、レセプトオンライン導入機器補助、社会保障カード導入(以上厚生労働省)、関西国際空港株式会社補給金(国土交通省)、農道整備(農林水産省)など。自治体に配分される地方交付税や、国交省の直轄・補助道路整備は「見直し」の評価にとどめるなど、規模が大きく国民生活にも直結する支出についての判断は実質的に先送りした。

 一方、各省が所管する基金や特別会計に対しては、100億円単位の規模のこども未来基金などに次々と国庫返納を求め、財源を積み上げた。民主党がかねて批判する「霞が関埋蔵金」には切り込んだ形となった。 
(引用終わり)
コメント (2)
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