王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

玻南と命名は駄目?!

2009-11-02 08:06:55 | 社会
玻南ちゃんダメ?…名前受理されず、最高裁へ(読売新聞) - goo ニュース

何だか悩ましい問題ですね。最近のTVで夕刻お天気おじさんの番組の最後に小さい子どもさんが大勢名前と年齢を書いた名札を着けて写ります。
女の子は本当にいろいろな名前が付けられています。
クラブのホステスの源氏名も真っ青というかタレント並みの大らかな名前が多いです。

さて問題の11ヶ月のお娘ちゃんは「玻南(はな)」と名付けたかったのですが「玻」の字は「常用漢字」でも「人名漢字」でもないとの事で出生届けが受理されず「戸籍」がないままだそうです。

今11ヶ月ですから「パスポート」の取得なんて問題は無いのでしょうが「住民票」とかそこから起きる「乳幼児健診」とか「健康保険証」の扱いはどうなっているのでしょうかね?
まあご両親は最高裁まで争う積りのようですから「行政面」では「はな」ちゃんとでも仮称して実生活に影響が無いのかも知れません。
あと5年も争うことは無いと思いますが「就学通知」なんかどうなるのでしょう?

両親の名前に対するこだわりは判りますが余り「漢字」表記に重点を置くのもどうかなー?!
ひらがな表記で「はな」アルファベットで「HANA」ですから呼びやすくて聞き易い良い名前です。
それではご両親は納得しないところに問題があるのですからね。
金と時間とエネルギーの大変な空回りが続きそうです。


読売新聞:
 「 玻 ( は ) 」という漢字を名前に付けた娘(生後11か月)の出生届を、名古屋市が「人名用漢字ではない」などとして受理しなかったのは不当だとして、同市東区の両親が受理を求めた裁判で、名古屋高裁は先月、訴えを退けた。

 このため矢藤仁さん(40)、清恵さん(38)夫妻の次女、 玻南 ( はな ) ちゃんは戸籍がないままで、両親は近く、最高裁に抗告する考えだ。

 「子供をおとしめる文字ではなく、意味のない当て字をしたわけでもない。思いを込めた名前をつけてあげたい」と訴えている。

 旧約聖書に登場する女性「ハンナ」と、「 瑠璃 ( るり ) も 玻璃 ( はり ) も照らせば光る」(つまらないものと混じっていても、素質の優れたものは輝いてすぐにわかる)ということわざから命名した。

 戸籍法は、名前に使う漢字は「常用平易な文字を用いなければならない」と定めており、市は、「玻」が常用漢字や人名用漢字にないことを理由に、出生届を受理しなかった。

 両親は名古屋家裁に審判を申し立てたが、1月に却下。即時抗告したが、名古屋高裁でも10月27日、「明らかに常用平易と認められない以上、戸籍上で使えないことはやむを得ない」との判断が示された。
(引用終わり)
コメント (4)
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