王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

鳩山首相 母親から政治資金9億円?

2009-11-26 08:02:56 | 政治
偽装原資、鳩山首相母の資金も 5年間で9億円貸し付け (共同通信) - goo ニュース

6月中頃から鳩山氏の政治資金の個人献金の記載に疑義が出た。
「死亡した方」の名や「個人が献金していない」等、前者を捉えてマスコミは「故人献金」と皮肉った。

これについては6月30日記者会見で「信頼する秘書」のやった事。自身は「ノータッチ」と釈明し後はうやむやになりました。

その後の民主党躍進、政権交代そして鳩山氏の首相就任で献金報道は薄まりましたがそれでも鳩山首相は「その秘書を解雇」したり「政治資金報告書を2億円余り修正」したり後始末に追われて見えます。

単純な爺は「何で故人の名前まで使って?」と思ったのですが多額の寄付を政治資金規正法の制限の範囲に留める為小口に分けた?浅知恵だったのですかね??

昨日の報道では:
「友愛政経懇話会」に母親が昨年まで5年間で9億円(1年1億8千万円)の資金を提供している事が関係筋への取材(リーク?)で判ったそうです。
経理を担当していた元公設第一秘書も同様の説明を東京地検特捜部にしているとか。

鳩山首相の母上安子さんはブリジストンのオーナー石橋氏の長女で大変な資産家で知られるから9億円くらい寄付はあり得るのだろう。
但し個人献金の上限150万円/年を桁違いに上回るから「故人献金」や「名義借り」によるごまかしの記載が必要だったのかもしれない?

野党は「鳩山氏の参考人招致」と叫んでいるが今ひとつ声が広がらない。
小沢氏の「水谷建設献金疑惑」の話ほど腹が立たないのは「家族間の金のやり取り」のせいであろうか?

まあ身内の金とは言いながら「政治資金規正法」のルール違反を引きずりながら国政の頂点に居続けでは鳩山首相に大切な部分で信頼が置けない。
昔風で対処するなら「元の秘書の自殺」真相はうやむやが典型例である。
鳩山氏は「検察の捜査に委ねている」そうだが元秘書有罪なら「道義的責任」を感じ総理を辞任か国会議員さえも辞するであろうか?
それとも裁判で結論が出るまで権力の座に執着をみせるのであろうか?

10年度一般会計予算は「0シーリングを設定しなかった」ので自公政権の組んだ09年度予算を上回ってしまった。税収は39兆円前後。「事業仕分け」は良いけれど3兆円削減程度では絵にならない。
年内に予算案を成立させ「景気対策」というより「雇用対策」に手を入れないと庶民の生活は困窮する。
献金疑惑は静かな時限爆弾に見える。
目が離せない。


共同通信:
鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の収支報告書虚偽記載問題で、首相の母親が首相側に、昨年までの5年間で年間約1億8千万円、計約9億円を資金提供し、一部が偽装の原資に充てられた疑いのあることが25日、関係者への取材で分かった。経理を担当していた元公設第1秘書(解任)も、東京地検特捜部の任意聴取に同様の説明をしているもようだ。
(引用終わり)
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