王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

今年度税収 38兆円以下?!

2009-11-19 07:36:18 | 政治
今年度税収「7、8兆円以上落ち込み」=38兆円以下の可能性も-仙谷行政刷新相(時事通信) - goo ニュース

昨晩18日TVで「報道ステーション」を見ていると衆院内閣委員会で仙谷行革刷新相が「昨年10月からの景気悪化で今年度の税収は7-8兆円かそれ以上落ち込む」と答弁しているシーンを見ました。

自公政権が組んだ当初税収見込みが46.1兆円ですから38兆円か場合によってはそれ以下に落ち込む可能性もあります。

一方この日朝閣議後藤井財務相は「今年度の税収減は国債の増発で対応する」と語っていました。
そうなると今年度の新規国債の発行高は44兆円から50兆円を越える異常な事態となります。

更に民主連立政権の補正予算の規模が補正見直し2.7兆円を越えその財源国債発行に求めれば財政規律は混乱を極める。
税収落ち込みはリーマンショックの外的悪材料と認め放漫財政は自公連立政権のつけだとしても何だか知恵を感じない。
まあ菅戦略相は「補正の規模拡大は恐竜時代の考え」と(亀井大臣を牽制し)「人間は知恵がある」様な話をしていた。ぜひその知恵を披露して欲しい。

さて10年度予算を編成中であるが09年度の税収の落ち込みを知るに付け「事業仕分け」程度では96兆円の要求を圧縮できそうに見えない。
菅さんでも藤井さんでも良いが「誰かが悪人になって大鉈振るわないと山より大きな猪は出せない」
特別会計に手を入れて20兆円位冗費を切って一般財政に回す様な荒業を「誰がやって見せるか?」
予算規模に合わせた「マニフェスト」の優先順位をきめ当面規模の圧縮を計る不面目を誰が被るか?見ものである。
他にも荒業はあるが現下の鳩山政権の人気ではそれは出来ない。

自民党谷垣総裁が元気なら鳩山政権攻撃の好機であるが「自傷事故」で機会を失した。

月末月初の予算編成から目が話せない。


時事通信:
仙谷由人行政刷新担当相は18日の衆院内閣委員会で、今年度税収について「昨年10月からの景気の急降下で、税収が約7、8兆円か、それよりも大きく落ち込む」との見通しを示した。現在約46兆円と見込んでいる税収が38兆円以下となる可能性を示唆した発言と見られる。自民党の小泉進次郎氏に対する答弁。 
(引用終わり)
コメント (4)
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