王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

日米首脳会談 東京で開催

2009-11-14 08:00:31 | 政治
関係強化で一致、経済問題は大きな議題にならず=日米首脳会談(トムソンロイター) - goo ニュース

米国内軍基地でのテロ事件で開催が1日延びた日米首脳会談でしたが13日夜分行われました。
午後4時に羽田に着いたオバマ大統領は4時半頃?には首相官邸前に着いていましたね。凄いスピードです。
そんな事に感心している場合ではありません。

官邸で一息入れて鳩山総理と夕食会。日米首脳会談は(わずか)1時間半との事。
9時には共同記者会見のようでした。

長時間会談をやればよいと言うものでもありませんが前回米国での会談が初顔合わせの30分程度。
今回は半日位はギスギスした話(例えば普天間基地移転とか地位協定の見直し等)も含めて指しで方向付けするかと思いましたが「インド洋給油中止に代えてアフガン民生支援」を認めてもらっただけで具体的内容に乏しい会談に見えました。
アフガン民生支援も「戦後復興支援」ではありませんから「アフガンの増兵」の是非を含め検討しないと効果が上がらないでしょうね?! 50億ドルを溝に捨てることにならないと良いのですが。

核拡散防止とか温暖化対策など地球規模の問題に合意を見ましたが当面如何と言うことの無い高邁な話で友好ムードを演出する差しさわりの無い課題でした。

自公政権ならオバマ大統領来日時に「普天間基地は宜野湾移設」で決まりでしょうから民主連立政権になって対等な日米関係かどうかはまだわかりませんが少しは変わって見えます。

オバマ政権だって前政権由来の財政赤字3000億円に加えはっきりしませんがイランアフガン戦費が1500-2000億ドルの計5000億円ほどが垂れ流しになっており就任前後の「素晴らしい演説とCHANGE」のレトリック(言い回しとか物は言い様)では内政が動かなくなっています。
相対的に米国の力が落ち日本が「自我」に目覚めて親離れをしだした所ですかね。

鳩山首相は正客を残しシンガポールにでかけオバマ大統領は主人の居ない東京で
演説と天皇皇后両陛下昼食会の後シンガポール行きだとか。

どちらが宇宙人か判りませんがお互い気遣いが昔と変わってきた様に見えます。


トムソンロイター:
[東京 13日 ロイター] 鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領は13日夜、首脳会談後にそろって記者会見し、日米関係の強化で一致したことを明らかにした。一方、首脳会談では経済問題は大きな議題にはならなかった。

 鳩山首相は会談で「日本外交にとって日米同盟が全ての礎だ」とし、「日米同盟をさらに進化・発展させ建設的で未来志向の新たな日米同盟をつくりあげていきたい」と提案したことを明らかにした。これに対してオバマ大統領も日米は対等なパートナーでありその関係は今後も継続するとし、「同盟関係が強固なものであること、さらに強いものになることは間違いない」と語った。

 アフガニスタン復興支援策で鳩山首相は、民生分野での支援を充実させることを伝え、オバマ大統領からは「新たな支援に感謝するとの言葉をもらった」と述べ、理解が得られたことを強調。会見で鳩山首相は補給支援活動ではなく民生支援に傾斜する理由について、テロ根絶には「民生中心の日本らしい支援を考えた」と説明した。

 一方、懸案の沖縄の米軍普天間基地の移設問題では、鳩山首相は前政権の日米合意は重く受け止めているが総選挙期間中に県外・国外移設に言及したことを説明。「ワーキンググループで早期に結論を出す」考えを伝えたことを明らかにし、「積極的に努力する」と語った。

 両首脳はまた2050年までに温暖化ガスの排出量の80%削減を目指すことで合意した。

 オバマ米大統領は13日午後、シンガポールで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席を前に来日した。14日午前には都内でアジア政策演説を行い、天皇・皇后両陛下との昼食会に臨んだ後、夕方にシンガポールに向けて離日する。オバマ大統領の来日は初めて。アジア歴訪の最初の訪問国に日本を選んだ。(引用終わり)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする