王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

代理投票の自民党若林元農水相が議員辞職へ

2010-04-02 09:46:37 | 政治
代理投票の自民・若林元農水相が議員辞職へ(朝日新聞) - goo ニュース

今朝一番で見たウェブニュースでは参院議員自民党の若林元農水相が「NHKの予算採決(31日の参院本会議)」に際し隣席の青木幹夫前参院議員会長の「投票ボタン」を押した事が判り「民主党から懲罰動議」が出たとの記事を読んだ。

何だかエプリールフールに格好の冗談にも見えたが「やった行為の代償は大きい」
議員辞職勧告も!なんて解説がついていた。

さて今朝10時 再度ウェブニュースを見ると若林氏は江田参院議長に「議員辞職願」を提出したのだと。 当然受理されると思うのでこの件はお仕舞い。

ところでこの記事の表題で見るとおり朝日は「代理投票」としている。
本当にそうなのか? 頼まれもしないのに「投票ボタンを押した」のでないかね。
代理と書くからには:
昨日「NHKの予算採決中」に青木氏は小用を足したくなったかして隣席の若林氏に「すまん 賛成で頼むよ」と言われて「青木氏の投票ボタンを押して」代理行為となる。
そうであったのだろうか? そうだとしたらそんな事は前にもあったのでないか?

有ったとして「代理投票」なんて行為が認められるのか? 院の事務局は採決に際し「議場閉鎖」とか「在籍人数」と「投票総数の差」等は点検確認しないのかいろいろ疑問が湧いてきた。

若林氏はこれまで臨時だか代行だかの農相を数度勤め今期限りで引退の予定だった。後継には子息を自民党から出馬させ世襲による地盤引継ぎで目出度くシャンシャンシャンとなるところ気軽な?代理行為で「晩節を汚してしまった」

もし代理投票がいけないなら「指紋や虹彩による本人確認が簡単に出来る時代なのだから押しボタンにその種の装置をつければ良い」
事は憲政の本質に関わる大事なところである。
もう少し委員会や本会議での「採決の実態」を知りたい所だが早々に幕引きであろうか?


朝日新聞:
自民党の若林正俊元農林水産相は2日午前、参院に辞表を提出した。若林氏は3月31日の参院本会議でNHK予算を採決する際、隣の席の同党の青木幹雄前参院議員会長の投票ボタンを代わりに押したとされる。これに対し、民主党が1日、参院に懲罰動議を提出していた。辞職は、この件での責任を取るためとみられる。
(引用終わり)
コメント (4)
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「平沼新党」来週にも?!

2010-04-02 07:58:01 | 政治
「平沼新党」来週にも、鳩山邦夫氏などと連携探る(読売新聞) - goo ニュース

1日衆議院議員で無所属の元経産相平沼赳夫氏が来週中にも新党を結成するニュースが流れています。

解説にも有るとおり民主、自民の2大政党に飽き足らない保守系の有権者を集め、夏の参院選で民主党の単独過半数を阻止し、選挙後の政局で「第3極」としてキャスチングボートを握ろうの狙いとか。そうだと思えます。

平沼氏は先の郵政改革に反対して自民党を追われ無党派になりましたがその間にも他の郵政改革に反対して党を追われた若手議員の活動を物心ともに面倒を見るなどその資金力も器量も中々のものです。

ただ爺が市井の人間として平沼氏を見たときに「第3極になれるか」些か疑問を感じます。
新聞が書いている様に平沼氏の政策は「保守系の有権者」向きと思われます。
自身のブログにも掲げてありますが「自主憲法の制定」があります。
女系天皇が議論された時は「万世一系」「女帝反対」の急先鋒でした。
また保守系著名人の集まり「国民会議」の議員組織「国民会議議員懇談会の会長」も勤めていた。
従って「首相の靖国神社参拝賛成」とか「国立追悼施設の建設には反対」の立場は変わって居ないと思う。

単純に見れば保守でも最右翼。保守と言う言葉がわかり難ければ「伝統主義者(昨日までの事は今日も変わらず行われるべきでそれが良いことである)」の最たるものですね。
従って従来の自民党のように政権与党だから「右も左も幅広い人士が集まりその中の右」であって存在価値があったように思えるが報道のように「新党結成」となると国民の議論を二つに割る様な意見がむき出しになる。
その時に「自民党の半分」と「民主党の右半分」を吸着させるに足る綱領を持てるかどうか? この辺りが勢力拡大の鍵でしょうかね?
綱領を緩めて人数を求めれば「平沼新党の存在意義」が根本から問われます。
その点で「鳩山竜馬を受け入れるか?」「枡添、与謝野先生方は如何反応するか?」
しっかり見ておく必要があります。

マッカーサー元帥の力で「大東亜戦争の功罪の検証を」自らの手でをやらないできた日本政府と国民ですから戦後未処理の問題を検討するには良い機会かもしれません。
景気は悪いし国論は割りたく無くて悩ましいけど辛い幼児体験を残したままではトラウマ(心の傷)が癒されません。政治的天才が日本のどこかに居るはずなんですが。


読売新聞:
無所属の平沼赳夫・元経済産業相は1日、来週中にも新党を結成する意向を固めた。

 民主、自民の2大政党に飽き足らない、保守系の有権者の支持を集め、夏の参院選で民主党の単独過半数を阻止し、選挙後の政局で「第3極」としてキャスチングボートを握る狙いがある。関係者によると、新党には既に現職国会議員5人が参加の意向を示しているという。

 平沼氏は周囲に「本当は3月中にと思っていたが、今月上旬には結成したい」と語っており、具体的手続きに着手した模様だ。この時期に旗揚げするのは、参院選での政治団体の名称保護規定の締め切りが迫っていることや、政党要件を満たす国会議員5人のメドが立ったためと見られる。

 平沼氏は2005年、郵政民営化に反対して自民党を離党した。昨年の衆院選直前、保守系無所属の「平沼グループ」を結成し、自身を含め3人が当選した。同グループは衆院選で、〈1〉自主憲法制定〈2〉北朝鮮による拉致問題の早期解決〈3〉郵政民営化の弊害の排除――などを盛り込んだ政策綱領を掲げた。平沼氏が旗揚げする新党でも、自主憲法制定や、安全保障、教育、中長期的な財政再建などを重視した政策を打ち立てる方針だ。

 3月に自民党を離党した鳩山邦夫・元総務相や、離党・政界再編を視野に入れる与謝野馨・元財務相、与謝野氏に近い園田博之・元官房副長官、衆参両院で自民党と統一会派を組む改革クラブ所属議員らとの連携も検討。また、平沼グループ所属の小泉龍司、城内実両衆院議員が、新党旗揚げ後に合流する構想もあり、新党所属の国会議員が参院選前に5人を上回る可能性もある。夏の参院選でも候補を擁立する方針だ。

 ◆名称保護と政党要件=公職選挙法では、国会議員の任期満了の90日前から1週間の間に届け出れば党の名称が保護され、同一や類似の名称の政治団体などの届け出を制限できる。政党助成法では、政党交付金の支給対象となる政党を〈1〉国会議員が5人以上〈2〉国会議員が1人以上で、かつ直近の衆院選または最近2回の参院選のいずれかで得票率2%以上――のどちらかと定めている。(引用終わり)
コメント (2)
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