王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

小沢氏 訪米見送り

2010-04-10 09:20:37 | 政治
小沢氏、訪米見送り=「二元外交」批判を懸念(時事通信) - goo ニュース

この報道を初めマスコミの多くは「小沢訪米中止」を二元外交を避ける為見たいな日本側の都合のように報道していた。
爺は読んだ時からそうだろうか?と違和感を覚えていた。
2月6日に爺のブログに書いたけど2月2日小沢氏の「政治資金規正法違反」の件で検察の起訴が有るか無いか決まる前に:小沢氏とルース駐日大使そして
米国国務次官補キャンベル氏は通訳1名と会談の後、小沢氏の訪米を招請したはずだ
招いておいて後の段取りを詰めないのは「2月2日の秘密会談の合意」に小沢氏が反したのであろう。二元外交が問題ならそもそもその時から問題なのだから。

民主党の幹事長にして最高実力者であり鳩山政権に強い影響を与える事の出来る小沢氏を米国に招かないとは「米国政府の強い不満を表している」
爺は「キャンベルが小沢に期待(強要)したのは“普天間問題は自公政権案で決着だし爺が小沢氏に期待したのは鳩山政権で断りきれない普天間問題を訪米の際に海外移設”と言い切ってしまう」であった!

これに前後して12-13日の核安全保障会議で鳩山首相はオバマ大統領との公式会談が設定されなかった。
これも「米国政府が鳩山政権に強い不満を示すもの」と思う。

さて米国は何がそんなに不満なのであろうか。
「普天間基地移設問題」は3月末で政府案が取り纏めが流れたり今は「機能の一部を徳之島へ」とかで米国は実務者協議さえ取り付く島の無い態度。
要すれば「自公政権時代の合意を実行しろ」と迫っていると思われる。
8日付けの産経ウェブニュースで以下の見解を見つけた:(以下は一部抜粋)
首相の「トラスト・ミー」発言と直後の撤回は、米政府の強い不信を買った。首相は「首脳間の信頼関係で決着できる」と楽観視していたが、昨年12月のコペンハーゲンの国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に続き、2度も会談を拒否したことは「普天間が決着しない限り会わない」という強い意思表示だと言える。

 民主党の小沢一郎幹事長の訪米も中止になった。小沢氏周辺は「そもそもこちらから訪米を希望したわけではない」とうそぶくが、米国のキャンベル国務次官補が訪米要請しながらまともな日程調整に応じなかった。小沢氏が問題解決に動こうとしなかったからだ。

産経も時には正しい指摘をする。
鳩山首相も小沢氏も目下国辱的行動を取っていない事が想像できる。
しかし鳩山小沢両氏が「普天間問題を契機に国士と称えられるか?やってる振りして日和るか?」はこれからが正念場である。
しっかり言動を見守りましょう。


時事通信:
 民主党の小沢一郎幹事長が検討していた今月下旬の訪米が、見送られる方向となった。複数の同党関係者が7日、明らかにした。鳩山由紀夫首相が5月末までとしている米軍普天間飛行場移設問題の決着期限と近接することから、政府のポストに就いていない小沢氏がこの時期に訪米すれば、「二元外交」と批判されかねないとの懸念が党内で強まったためだ。

 小沢氏に近い党幹部は同日、夏の参院選を念頭に「幹事長が訪米している暇はない」と指摘。小沢氏周辺も「どうしても普天間問題と絡めて見られるだろうし、参院選が迫っている中で選挙責任者が離れるのも良くない」と述べ、訪米見送りはやむを得ないとの認識を示した。

 小沢氏の訪米は、2月に来日したキャンベル米国務次官補が直接要請。小沢氏は「政策的な議論ではなく、友好親善目的で考えてほしい。ぜひオバマ大統領との面談も実現したい」として、大統領との会談を条件に前向きに対応する考えを伝えていた。(引用終わり)

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