王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

阿久根市長 リコール成立 失職 

2010-12-06 07:53:31 | 政治
反市長派、僅差に厳しい表情=竹原氏「阿久根考える機会に」―住民投票(時事通信) - goo ニュース

これも遠い所のお話なので地元ではどんなドロドロした利害が錯綜しているのかわかりません。
しかし市長が「反市長派が多数派を占める」市議会の反対に対して「市長専決」という手法で議会の賛成に替わりかなりの案件を処理したのには興味を惹かれましたよ。
時の鹿児島県知事や片山総務相らが「市長の専決は無効」と言っていましたがさてどうなったのでしょう?

リコール選挙は阿久根市議会の反市長派の勢力からして「簡単に成立!」と思っていたのですが何と何と「田舎の開票にも関わらず未明まで結論が出ない」という僅差の勝負でした。
別紙の情報では:
投票率;75。63% 実に立派なものです!
市長解職賛成:7543票
市長解職反対:7145票 でその差は僅か398票でした。
実に意外な気がします。

竹原前市長には毀誉褒貶付きまとっています。その真偽はわかりません。しかし市民税20億円のうち17億円が市職員の給与と手当てで「これでは経営と言う面ではめちゃくちゃ」との訴えは浜爺は正しいと思っています。

1月の出直し選挙に竹原氏は立候補する意向だそうです。さて市民はどんな結論を下すでしょう。
話は飛んで名古屋市では河村市長が辞職して反市長派の多い市議会に揺さぶりを掛けるとか。市長には議会を解散する権限がないので上記のような形にならざるを得ないのです。
レイムドダック(居竦んで動けない)化した菅政権よりダイナミズム(躍動感)を感じます。菅政権も解散総選挙で民意を問うのが正解なのでしょうね。
岡田幹事長や名古屋市議会の民主党議員団長は「辞任に大儀が無い。選挙経費の無駄」とお馬鹿な発言をしています。
選挙会実行の経費は民主主義を形骸化させないための必要経費ですよ。
無駄な支出を削減して選挙会を何度もやりましょう。


時事通信:
深夜までもつれ込んだ末の鹿児島県阿久根市長のリコール成立。同市長リコール委員会の川原慎一委員長は、398票という僅差の結果に「この数字に手応えを感じるとは言えない。気を引き締めなければならない」と厳しい表情で語った。市長解職後の出直し市長選に出馬表明している西平良将リコール委監事も笑顔を見せず、「解職にもっていった過半数の支持を強く受けとめたい」と自らを鼓舞するように話した。

 市内にある委員会のプレパブ事務所には、川原委員長らが開票作業が始まる前から陣取った。開票場で見守った別のメンバーらが「勝った」と叫んで戻っても、同委員長らは「ちゃんとした数字が出てから」「勝っても次の戦いが厳しくなる」と述べるなど、事務所は緊張感に包まれていた。

 一方、市長失職が決まった竹原信一氏は記者会見を開き、「(住民投票は)市民の皆さんが阿久根を考える良い機会になった。市民の皆さんが担う阿久根にすることが大事」と笑顔を交えながら語った。出直し選に出馬するか問われると、きっぱり「出ます。(市政について考える)良い機会になる」と強調。解職賛成票が反対票をわずかに上回ったことについて、「どんな内容で専決したのかが報道されておらず、分かっていない人もいる。趣味で専決したというふうに受け取っている人も多いのではないか」と述べた。
(引用終わり)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする