王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

菅首相 沖縄訪問 普天間移設は平行線

2010-12-18 07:55:53 | 政治
菅首相、辺野古が「ベター」=沖縄知事は不快感―会談進展なし・普天間移設(時事通信) - goo ニュース

昨日17日午後菅首相が沖縄仲井真知事と会談しました。
用件は勿論「米軍普天間基地の辺野古移設の同意を取り付ける」事でした。
事前に官房副長官が沖縄入りして根回しは済んでいて菅仲井真会談は多分に儀式もっと言えばショーに見えます。
自公時代ならこの後仲井真氏が上京したり再度官房副長官辺りがシャットル訪問し、特別枠の予算大盤振る舞いで「目出度くシャンシャンシャン」という図式でしょう。
さて仲井真知事は「本当に移設ノー」なのでしょうか? どうも先の読めない菅内閣と「基地移設」を真剣に取り組むでしょうか?

そもそも民主党は鳩山首相時代に「辺野古移設はノー」と米国にはっきり言わなかったのですから「ベターは愚かグッドでもないはずです」

保守派で対米追随組は「中国が尖閣でとか北が朝鮮を砲撃した今、日米安保こそ最重要の課題」とオクターブを上げます。
でも60年安保から数えても50年米国に忠実な日本が「これ以上沖縄に基地を増やすのは止めてくれ」程度の事を言って日米関係が壊れるでしょうか?
仮に壊れるとするなら「それをさせない事が菅首相と前原外務大臣の仕事になります」
そもそもジャパンハンドラー(米国政府の日本人調教係り)に脅されすかされ示唆され
「米国にノーと言い出せないようになっている事が問題なのです。
もしノーといえば「この人は裏金、女、裏社会等の話」が暴露され或いは「やくざにでも襲われるような形で殺害される」恐れが十分あります。
でもこの恐怖の耐えて「ノー」と大声を出すのが小沢元幹事長でないかと期待していましたが「裏金」の話は単にスキャンダルか捏造か小沢氏の対米強行姿勢による物ではなさそうです。

菅首相も次回仲井真氏との対談で「実は私も辺野古移設はノーなんです」と言ってしまったら今よりは支持率が上がりますよ。その代わり命は危ういでしょうがね。
米国は米国で日本と沖縄には強い利権を有しているのですから「沖縄に基地の純増はいや」と言ったくらいで日本から出てゆきません。
菅政権の行方と辺野古移転から目が話せません。


時事通信:
菅直人首相は17日午後、沖縄県入りし、県庁で仲井真弘多知事と会談した。首相は、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)を同県名護市辺野古に移設する日米合意に関し、「ベスト(最良)ではないかもしれないが、実現可能性を含めて考えたときベターな(より良い)選択肢ではないか」と述べ、履行を図る政府方針に理解を求めた。この発言について、仲井真氏は終了後、記者団に「ベターというのは(首相の)勘違いだ。県内(移設)はノーだ。バッドの世界だ」と強い不快感を表明。会談は、進展なく終わった。

 会談は、最初に仲井真氏が、続いて首相がそれぞれ発言する形で公開で行われた。席上、仲井真氏は「県外が私の(知事選)公約だ。政府も真正面から受け止め、県民の思いを実現できるようお願いしたい」と述べ、合意は受け入れられないと伝えた。

 これに対し、首相は、鳩山由紀夫前首相が県外移設を唱えながら断念したことに触れ「県外移設を実現できず日米合意を結ぶことになったことを大変申し訳なく思う」と陳謝。その上で、辺野古への移設を「ベターな選択肢」とした。また、首相は、2011年度から段階的に導入する使途が制限されない地方への一括交付金について「沖縄は別枠で考えている。ある程度の規模のものを用意したい」と述べ、優遇する意向を伝えた。  (引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする