王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

諫早水門 常時開門へ 菅首相が上告断念

2010-12-15 07:21:28 | 政治
諫早水門、常時開門へ 干拓訴訟、首相が上告断念の方針(朝日新聞) - goo ニュース

二審判決が出た時に触れましたが国が「開門」に不服として上告するのでないか?と気を揉んでいましたが菅首相は上告断念の決断をしたそうです。
何が革新的かと見ればこの件は「一度付いた公共事業の予算は何が何でも止めないで走りとおす」との官僚主導型プロジェクトに待ったを掛けた点でしょう。
菅政権と言うか民主党政権になって始めての革新的政治判断ですよ。

鳩山政権の時に口だけ前の前原元国交相が「八っ場ダム」の建設中止を唱えましたが現地知事および周辺知事と建設推進派の方たちの反対で方向性が見えない中で頓挫しています。

諫早干拓も常時開門で「遊水地の汚水問題」をはじめ「干拓地での農業者」をどうするかいろいろ問題があります。
撤退戦は攻撃戦より難しいのは常識です。
ここは一つ民主党切っての勇将を据えて「公共事業撤退戦成功モデル」を作り上げなければいけません。
八っ場ダムをはじめ全国で不要なダムや長良川河口堰やムツゴロウが絶滅しかけている有明湾全体の様子はどうなっていきますかね。
支持率21%とかで先行き見えない菅政権ですが子供たちの未来の為にも環境保全で住民も潤うモデルを創出してください。 お願いします。


朝日新聞:
菅直人首相は14日、国営諫早湾干拓事業(長崎県)で潮受け堤防排水門の5年間の開門を命じた福岡高裁判決について、上告を断念する方針を固めた。判決は確定し、干拓の事業主体の農林水産省は2012年度にも長期開門調査を実施、常時開門となる方向。段階的な開門は認めるという同省の路線を抜本的に転換する判断だ。

 上告期限は今月20日。菅内閣は17日の閣議で上告断念を正式決定する。それに先立ち鹿野道彦農水相らが16日にも長崎県を訪れ、開門に反対している中村法道知事らに上告断念の方針を伝える方向だ。
(以下省略)
コメント (2)
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