王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

天皇陛下 77歳のお誕生日

2010-12-23 08:45:11 | 天皇家
天皇陛下、77歳の誕生日 「人々の老後、安らかに」(朝日新聞) - goo ニュース

今日23日は天皇誕生日なのですが、それ故休日なのだと言われないと思い出さないのですよ。その反面4月29日は未だに「天皇誕生日」との想いが抜けないのです。
完全に新しい事は覚えにくく古い事は改まらないとの「老人的記憶モード」です。

さて誕生日に先立ってとありますが多分前日のしかるべき時間宮中で予め報道各社の質問にお答えになる形で会見があったのでしょう。
高齢者の所在不明が次々と明らかになったことに触れ「人々の老後が安らかに送られるようになっていく事を切に願ってます」と祈りの言葉を下さいました。
ご自身について「やや耳が遠くなり」と率直にお話されたようです。
77歳にして公務で外国の要人に接見され国内外の多数の人に面接される日々ですから浜爺の様な気楽な隠居仕事の暮らしとは比較にならない激務でしょう。

会社なら副社長の10名も置いて仕事の補佐をさせる所を天皇家ではそうも行きません。
今上天皇には男子二宮様しか居ませんし長男の皇太子家では「皇太子妃が病気で」と会見で述べている様に後嗣一家として十分に機能していません。
人間中心で見れば「離婚も別居も夫婦して皇統譜離脱も家出も何でもあり」と思うのです。しかし先帝昭和帝の遺訓宜しく「憲法の規定を守り象徴天皇に徹する」今上陛下はその様な考えは少しも無いのではと僭越ながら痛ましい思いで小さなご一族を見守っています。更に大変なのは小学3年生の愛子様で「不登校とか母の付き添い」は雅子様の精神的不調と無関係とは思えません。

父親が「家から出てゆけ」と追い出すか息子も「こんな家出てってやる」と家出するかすれば「法律上の煩わしい決まり事は事実の前に吹っ飛ぶ」のですが、このご一族ではそれが起きそうもありません。
それならば「皇室典範」を改正できるのは日本国政府であり時の政権民主党の菅内閣ですが今の体たらくでは「天皇家を働きざかりの次世代に任せる」なんて国民的合意を形成する力はありません。

かくして天皇皇后両陛下は(まことに恐れ多い事ですが)喜の字の祝いを過ぎて激務に身を挺する日々が続きます。
くれぐれもお体にお気をつけ下さい。祈る気持ちで見守っております。


朝日新聞:
天皇陛下は23日、77歳の誕生日を迎え、これに先立ち皇居・宮殿で記者会見をした。誕生日に際しての記者会見は3年ぶり。この夏、高齢者の所在不明が次々明らかになったことについて「非常に残念なこと」と言及し、「人々の老後が安らかに送れるようになっていくことを切に願っています」と話した。

 喜寿を迎え、ご自身を「高齢者の一人」という陛下は「耳がやや遠くなり、周囲の人には、私に話をする時には少し大きな声で話してくれるように頼んでいます」「加齢による症状には年齢の若い人にはなかなか想像のしにくいことがたくさんある」と率直に語った。ただ、現状からさらに公務負担を大きく軽減する考えはないとした。
(以下省略)

写真:会見石橋の間での天皇陛下
コメント
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